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DATA&ANALYSIS

2009年ビジネスピープル調査報告(5) ビジネススキルと資格に関する意識

2009/10/21

 前回に引き続き「2009年ビジネスピープル調査」の調査結果を報告する。昨今の世界的な経済情勢の悪化に加え、年功序列や終身雇用など日本の伝統的な雇用制度が崩れつつある中で、個々のビジネススキルの重要性が高まる傾向にある。被雇用者の側でも、キャリアの証明となる資格や、セールスポイントの一つとして使える資格やビジネススキルへの関心が高まりつつある。今回は、ビジネスピープルの資格やスキルに関する意識について紹介する。

 

ビジネススキルの修得程度と関心

 ビジネスピープルは、どのような資格やビジネススキル向上のための学習に取り組んでいるのだろうか。一口にビジネススキルといっても様々な種類があるが、ここでは「英語など語学スキル」「コンピューターなどITスキル」など8つのスキル・知識について複数回答で尋ねた(表1)。全体で最も多かったのは「英語などの語学スキル」(7.9%)で、次いで「コンピューターなどのITスキル」(7.0%)、「会計・財務・金融知識」(5.3%)が続く。性別で見ると、上位3項目において男性よりも女性のスコアが高い。職種別に見ると、経営・管理職では、「会計・財務・金融知識」や「経営・人事・労務知識」、研究・技術職で「ITスキル」、専門職では「英語などの語学スキル」や「プレゼンテーション技能」のスコアが他の職種に比べて高いなど、職種の違いによって学習中のビジネススキルに違いがあることが分かる。また、外資系企業の会社員は、「語学スキル」を始め多くの項目で非外資系企業の会社員よりもスコアが高く、積極的に知識やビジネススキルを身につけるよう努力しているようだ。

 

 

 また、「今後修得したいビジネススキル」を同様に尋ねたところ(表2)、全体では「語学スキル」(23.7%)と「ITスキル」(23.7%)が上位を占めた。年代別で見ると、ほとんどの項目で、年代が若いほど高い関心を示している。雇用不安の広がるなか、少しでもビジネスに直接するスキルを身につけたいと考えているのだろう。

 

 

資格の所有と関心

 次に、所有している資格を見てみよう(表3)。全体では「英検」が24.3%でトップに挙がり、以下「簿記検定」(12.8%)、「TOEIC」(7.5%)が続く。これを性別で見ると、「英検」「簿記検定」「漢字検定」「秘書技能検定」において、女性が男性のスコアを大きく上回っている。外資系であるか否かで比較すると、「英検」「TOEIC」ともに、外資系が非外資系を10ポイント以上上回り、英語に関する資格を持っている社員が多いことが分かる。

 

 

 関心がある資格については、全体では「漢字検定」(8.7%)、「TOEIC」(7.5%)と、こちらでも語学系の資格が上位に並んでいる(表4)。語学に関する資格は比較的手軽に受けることができるため、上位に挙げられるのかもしれない。また、ファイナンシャルプランナー(5.3%)、パーソナルコンピュータ利用技術認定(4.3%)といった実務的な資格への関心も高い。

 

 

 

2009年ビジネスピープル調査 調査概要
調査地域東京駅を中心とした半径30km圏内の市区町村
調査対象者2064歳の被雇用者(管理職、専門技術職、事務職)および会社役員の男女個人
ただし、以下の条件に当てはまる人は除外する
 【被雇用者】
管理職<国会議員、地方議会議員、警視、消防指令、教頭、駅長以上の公共機関の管理職、大使、公使など>
専門・技術職<医師、看護師、カウンセラー、鍼灸(しんきゅう)師など、小・中・高校の教諭、検察官、裁判官、芸術・芸能・スポーツ・宗教・デザイン関連専門職>
 【会社役員】
農林漁業、商工サービス業、専門・技術職、労務職関連従事者
抽出方法:1.2064歳男女の人口構成比に基づき、確率比例抽出法により100地点を抽出
        2.各抽出地点に2005年国勢調査による当該対象者の性×年齢を割り付け
        3.上記条件該当者を訪問時にスクリーニング
調査方法個別面接聴取法(スクリーニング部分)、留め置き記入依頼法(本調査)
回収数1,500
実査期間2009年213日~3月3
調査企画・設計朝日新聞東京本社広告局
調査機関・レターヘッドマーケティングセンター 
 
 

 

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