「出版懇親の夕べ」を開催 朝日新聞が出版界の皆様を招き交流

 朝日新聞社は11月29日(火)、東京・内幸町で「出版懇親の夕べ」を開催し、出版社・取次会社・書店・広告会社の皆様をはじめ、弊社幹部など480人が出席しました。この会は1996年に始まり、今年で21回目。改めて出版界と朝日新聞社が強い絆で結ばれていることを実感する場となりました。

朝日新聞社渡辺社長のあいさつ朝日新聞社渡辺社長のあいさつ

 懇親パーティーの冒頭、渡辺雅隆代表取締役社長があいさつし、「最近、これからの世界が大きく変わると予感させる出来事が相次ぐ。日本でも、経済、外交、安全保障政策のいずれもが、大きな転換点を迎えている。先の見えない不確実性の時代において、出版界の皆様と朝日新聞社に求められる役割は、とても大きい。お客様や社会の皆様と課題を共有し、多角的な視点で解決策を探っていく紙面を、今まで以上に作っていきたい。日々掲載させていただいている出版広告も読者に不可欠な情報で、紙面が一層豊かになっていることに改めて感謝したい」と述べました。「朝日新聞社では今年5月に、『広告局』を『メディアビジネス局』に組織改革し、朝日新聞やグループ会社の資産を活用、新しいコンテンツを生み出すことを目的とした『総合プロデュース室』を立ち上げた。書籍や雑誌のすばらしさを、新聞広告はもとより、デジタル、イベント、放送局とのタイアップなどを組み合わせた『クロスメディア』を通じ、最適な形で読者にお届けするお手伝いをする。出版界の皆様と日本の活字文化の魅力を伝える新たな方法を見いだしたい」と話しました。

 続いて、藤井龍也取締役メディアビジネス担当が「局の名称が広告からメディアビジネスに変わっても出版広告はナンバーワン。さらに活字文化を盛り上げていきたい。今年は表を返した裏の1年だった。裏か表かをしっかり見極める力、ハート、スキル、スピリッツを身につけるには、本以外に頼ることはできない。出版界の皆様と協働したい」と話しました。

 最後に、金山達也東京本社メディアビジネス局長が、「新聞広告スペースの提供だけでなく、本・雑誌を一冊でも多く売れるように尽力したい。『ブック・アサヒ・コム』で本・雑誌の発信機能を高める。たとえば、表彰・授与式、サイン会、催しを積極的に紹介し、集客や販売促進に貢献したいので、情報提供をお願いしたい。読者データベースの本格稼働により、読書好き読者や趣味にあわせた読者へのアプローチもしていく」とあいさつし、長年にわたる感謝の意を表して、大盛況のうちに閉会となりました。

(東京本社メディアビジネス局 メディアビジネス第1部)

懇親パーティーの様子

懇親パーティーの様子