日本新聞協会は4日、2017年度新聞広告クリエーティブコンテストの入賞作品5点を発表した。最優秀賞に、平澤佳子氏(東京アドデザイナース)の「カワイイ?」を選んだ。
最優秀賞「カワイイ?」は、インパクトのある猫のビジュアルと鋭いコピーが審査委員からの支持を集め、「動物を飼うことは命に関わることだと警鐘を鳴らしている」「世の中のカワイイ志向と、捨て犬・捨て猫問題。二つの事象を一つのメッセージに昇華している。コピーとビジュアルの関係も絶妙だ」と評価された。
「捨て犬・捨て猫問題」をテーマにオリジナルの新聞広告を募集したところ、1127作品の応募があった。審査は、副田高行氏ら第一線で活躍するクリエーターが担当した。
贈賞式は、10月20日(金)に帝国ホテル(東京・内幸町)で開催する、第60回「新聞広告の日」記念式典で行う。
入賞作品は新聞協会のウェブサイト「新聞広告データアーカイブ」に掲載する。また、10月12日(木)から21日(土)まで(15日〈日〉を除く)日本プレスセンタービル1階(東京・内幸町)、休館日を除く11月1日(水)から18年4月1日(日)まで横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)で展示する。入賞作品は以下のとおり。
【入賞作品】
- 最優秀賞:「カワイイ?」
- 平澤佳子(東京アドデザイナース)
- 優秀賞:「殺処分を、見に行こう。」
- 柳元 良(メディアハウスクリエーション)
- コピー賞:「インターネットで知り合いました。」
- 竹内希光(電通東日本)
- デザイン賞:「名前をつけたときの愛を、もう一度。」
- 辻岡 翔(電通)
- 学生賞:「捨てるくらいなら 食べてくれ」
- 石野謙介(大阪大学大学院)
その他の作品など詳しくは日本新聞協会「新聞広告クリエーティブコンテスト」まで
(注)一般社団法人日本新聞協会…会長は白石興二郎・読売新聞グループ本社代表取締役会長、読売新聞東京本社代表取締役会長。新聞・通信・放送130社で構成。
(注)広告委員会…委員長は納幸一郎・産経新聞東京本社営業局長。新聞協会会員新聞社の広告・営業局長64社64人で構成。
(注)新聞広告クリエーティブコンテスト…若手クリエーターに新聞広告の制作機会を提供し、新聞広告の活性化につなげるため2006年度から実施。審査委員は、クリエーターの副田高行(審査委員長)、一倉 宏、児島令子、照井晶博、服部一成の5氏と新聞協会広告委員会の正副委員長4人の計9人。