読者からの投稿で作る、&wのロングラン連載「花のない花屋」 スピンオフ企画で、さらに深まったエンゲージメント

 さまざまな人生の物語を、深くていねいに切り取ることを大切にしてきた「&w(アンド・ダブリュー)」。数あるコンテンツの中でも、とりわけ、読者の投稿をもとにした連載が、2013年の創刊当初から変わらぬ人気を誇っています。その一つが、読者から募るエピソードをもとにフラワーアーティストの東信さんが花束を作る「花のない花屋」。毎週掲載しており、300回以上にものぼります。

 天国へ行った母へ、転職した夫へ、病と闘う友人へ――。言葉にできない感情や表現のしようのない思いに寄り添って東さんが毎回花を束ねており、物語を贈りたい相手の方にプレゼントしています。

 コロナ禍によって外出自粛が続く中では、連載のスピンオフ「#ステイホームwith 花のない花屋」を実施。心に大きな不安と恐怖がのしかかっているときだからこそ、読者に花を受け取ってもらいたい。そんな思いを込めて、2週間連続で14人の方の気持ちに寄り添った花束を届けました。就職活動中、入社したばかり、妊娠中、医療に従事している――様々な境遇にいる方々から多数の応募いただきました。花を受け取っての感想を写真とともに紹介。好評につき、さらに6人の方のエピソードも追加配信しました。

 スピンオフ企画を機に、新型コロナウイルスの影響を大きく受けている花の生産者を支援する全国農業協同組合連合会(全農)から花を提供していただくことになり、「花のない花屋」は社会的意義の高い企画へと発展しています。(&編集部)


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