朝日新聞社は、NFT(非代替性トークン)コンサルティング事業などを行うSBINFT株式会社および暗号資産交換業のSBI VCトレード株式会社の協力のもと、第71回朝日広告賞の受賞者にNFTを利用したデジタル賞状を2023年7月に発行します。受賞者は朝日広告賞の受賞実績を永続的に証明することが可能となります。
また、デジタル賞状保有者には、朝日新聞社が保有する2000万点以上の写真・動画を通常の半額で広告利用できる権限を特典として付与します。
朝日広告賞は1952年(昭和27年)に始まり、優れた新聞広告を顕彰することで、クリエイターの育成、広告文化の発展に寄与してきました。
71回目となる今回からは従来の「新聞広告の部」に加え、新たに「デジタル連携の部」を設け、新しい広告表現への挑戦を後押ししていきます。その一環として、賞状を紙とデジタル両方の形式で贈ることにしました。
今回作成するデジタル賞状は、「受賞の証明」としての効果を持たせるため、他者への譲渡が不可能な形式であるSBT(ソウルバウンドトークン)で発行されます。さらに、パブリックチェーンであるPolygonチェーンを利用することで、ブロックチェーン上に刻まれた発行履歴が、朝日広告賞の受賞実績を永続的に証明します。
さらに、デジタル賞状保有者への特典として、朝日新聞社が保有する2000万点以上の写真・動画を外部に販売している「朝日新聞フォトアーカイブ」から、通常の半額で朝日新聞の素材を広告利用できる権限を1年間付与します。
7月6日に行う朝日広告賞贈呈式のあと、SBINFTがデジタル賞状を発行し、7月下旬に希望者のウォレットアドレスに配布する予定です。
1952( 昭和27 )年に創設された朝日広告賞は、昭和、平成、そして令和と、各時代のすぐれた新聞広告を顕彰し、広告文化の発展に寄与してきました。
紙面に掲載された広告を対象とする<広告主参加>と、若きクリエーターが腕を競う<一般公募>の応募作品は、各界を代表する審査委員たちの厳しくも愛情あふれる目で厳選され、時に新たな価値観を提示し、時に普遍的な美を私たちに想起させてくれます。
朝日広告賞は、築かれた伝統の重さを大切にしながら、これからも広告表現の新たな可能性を切り開くべく、絶えず挑戦し続けます。