朝日新聞の題字がミモザになった理由 創刊以来、初の試み

 朝日新聞社は2024年3月8日の朝刊1面の題字に、黄色いミモザの花をあしらった1日限りの特別なデザインを初めて採用しました。ミモザの題字が掲載された3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です。朝日新聞社のこれまでの取り組みとともに、デザインに込めた思いを紹介します。

背景に「ミモザの花」 全ての人が生きやすい社会を目指して

 社にある資料をたどる限りでは全社共通で題字がカラーの特別デザインになったのは創刊145年で初めてのことです。

20240308題字デザイン

 今回の特別デザインは国際女性デーにジェンダー問題を考える契機となることを目指すとともに、朝日新聞社が今後いっそうジェンダー問題の解決に取り組む姿勢を示したものです。

報道記事でも広告特集でも「ジェンダー平等」をテーマに

 3月8()の朝刊紙面では、誰もが当事者であるジェンダー問題を多角的に捉える手がかりとなる女性に関わる記事を複数の面で掲載しました。

 紙面の特集記事は朝日新聞デジタルの特設ページThinkGender」でも掲載しています。

 記事だけではなく、広告でもジェンダー平等をテーマにした広告特集が多数掲載されました。紙面全体を通してジェンダー問題を考える契機となることを目指しました。

2016年からスタートした報道特集、多角的な展開続ける

 朝日新聞では世界経済フォーラムが2016年に発表したジェンダーギャップ(男女格差)のランキングで日本が111位に沈んだことを問題視し、ジェンダー問題を積極的に報道する企画「DearGirls」を立ち上げました。

 2020年には朝日新聞社ジェンダー平等宣言を公表し、ジェンダー問題をより多角的に報じるため、企画を「ThinkGender」と改め、発信を強化してきました。

 今後も報道、事業などさまざまな取り組みを通じ、ジェンダー平等実現を目指して行動していきます。

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