日本新聞協会広告委員会は3月13日、「多メディア時代における新聞の役割とメディア接触者の動向調査」(2025)の結果を発表しました。
デジタル時代において、生活者は既存メディア発の情報をマス媒体だけでなく、インターネットからも入手し活用しています。生活者のメディアへの接触・利用状況や印象・評価などを明らかにした調査結果から、ネット広告やSNSのみで企業メッセージを発信するよりも、新聞広告を組み合わせることで、効果的な広告活動が期待できることが分かりました。
調査は全国の15歳以上79歳以下の男女1200人を対象に実施し、電子版やニュースサイト、SNSなどネット経由で見聞きされる新聞の情報を含め「新聞」として集計しています。テレビ、雑誌、ラジオについても同様です。

メディアの印象・評価で重視する項目と実際の評価から新聞とネットの関係をみると、生活者がメディアに対し最も重視する「情報が正確で信頼性が高い」や「安心できる」「中立・公正である」「情報が整理されている」といった項目で新聞はネットより高いスコアとなりました。
これに対しネットは「日常生活に役立つ」「自分の視野を広げてくれる」「親しみやすい」といった項目で新聞よりスコアが高く、新聞とネットはそれぞれの特長を補完し合う関係にあることがうかがえます。

調査結果は「Ⅰ 補完し合う新聞とネット」「Ⅱ 新聞・ネット利用者の特徴」「Ⅲ 新聞メディアの特性」の3部構成となっています。「SNS」「動画共有プラットフォーム」など他メディアの利用状況も発表しています。
詳細は、日本新聞協会「新聞広告データアーカイブ」ウェブサイトをご覧ください。
日本新聞協会 広告部広告担当
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