上質な大人のためのゴルフブランド、オノフ(ONOFF)を展開するダイワ精工は、契約するプロゴルファー片山晋呉選手の活躍を伝えるブランド広告を4月23日朝日新聞朝刊に掲載した。
オノフブランドの魅力について、同社スポーツ営業本部 ゴルフ営業部 営業推進課長 大澤登氏は次のように話す。
「オノフは名前の通り、仕事と遊びの時間などONとOFFの切り替えができる大人のためのゴルフブランドです。広告も特徴的で、ゴルフブランドの広告というと『何ヤード飛ぶクラブです』といった機能訴求のものが多くなっていますが、オノフでは感性に訴えるような、ビジュアルを重視したクリエーティブの広告を展開しています。ゴルフは感性も重要なスポーツだと思いますが、オノフはすぐれた機能を美しいスタイルで表現するブランドであり、そのようなコンセプトや世界観を理解していただいたゴルファーに選ばれるブランドを目指しています」
ニュース性を生かすクリエーティブ
片山晋呉選手は、ダイワ精工と2009年4月1日に契約し、今シーズンからオノフブランドのクラブを使用している。契約発表の翌週、ゴルフトーナメントの中で最も権威ある大会の一つであるマスターズ・トーナメントで、日本人史上最高成績の4位に入る活躍をみせたことが今回の広告展開のきっかけだったという。
2009年4月23日付 朝刊
片山選手が力強く拳を握りしめている印象的な写真と、「SHINGO + ONOFF = SAMURAI」というキャッチコピーを使った今回の広告クリエーティブについて、「片山選手が活躍したというニュース性を生かすためには、急いで広告を掲載しなければならず、制作作業が大変でした。もともと、広告を制作する予定は無かったため、写真の選択肢も限られていましたが、その中から力強さが印象的なこの写真を選びました。キャッチコピーには『SAMURAI』という言葉を使っていますが、ゴルフに対する取り組みが真摯(しんし)な片山選手のイメージにぴったりあった言葉だと思います。今回のクリエーティブは片山選手自身にも気に入っていただけたようです」と大澤氏は語った。
この広告が掲載された4月は、ちょうどゴルフシーズンのスタートに当たる時期だったこともあり、広告掲載後、ショップなど営業現場からの反響もよく、販売促進の効果もあった。自主的に新聞広告を切り抜いて額に入れて店頭に飾ったショップもあり、社内外から大きな反響を得た広告となった。
新聞広告について、大澤氏は次のように話す。
「広告を展開するときに、新聞というメディアを使うにはタイミングが重要だと思います。今回は片山選手と契約したこと、契約直後の大きなトーナメントでご活躍されたこと、そしてちょうどゴルフシーズンのスタートに当たる時期であることなど、いくつものタイミングが重なりました。結果として非常に良いタイミングで広告を展開することができ、広告効果を増すことができたと思います」
今後の広告展開についてうかがうと、「これまで、まだお客さまにオノフブランドが認知されていない部分もあったと思います。しかし、片山選手の活躍と今回の広告を通じて、ブランド認知は一層高まったのではないでしょうか。また、オノフが話題性と勢いのあるブランドだということもお客さまにはご理解いただけたと思います。今後もタイミングの良い広告展開をしながら、ブランドの世界観を伝えていきたいですね」と結んだ。