――今回の企画を検討した理由や経緯を教えてください。
1914(大正3)年、「近代日本医学の父」と称される北里柴三郎が創設した北里研究所は、今年110周年を迎えます。また、北里研究所が設置した北里大学は、2022年に60周年を迎えました。このようなタイミングで、財務省と日本銀行から、北里柴三郎を肖像に採用した新しい千円札の発行を、7月3日から始めると発表がありました。
2019年4月に、3種類の日本銀行券の改刷がアナウンスされてから、肖像に採用された3偉人に関心が向けられてきましたが、更に北里柴三郎について認知を広げるべく、発行が開始される日にあわせて、広告を掲載することを計画しました。
――企画の狙いや朝日新聞を選んだ理由は。
今回の広告では、新紙幣の顔となる北里柴三郎の認知を高めることと、「北里研究所」および「北里大学」を関連付けて知ってもらうことを狙いとしました。
世間一般に「北里」のイメージを伝えるブランド広告のため、信頼性が高く多くの方にリーチできる媒体として、新聞メディアを活用いたしました。特に朝日新聞は、入試問題文の出典として多く引用されるなど、教育関係者からの信頼が厚く、新聞媒体の信頼性・正確性と共に、われわれのメッセージを世の中に発信できると考えました。
――この広告に込められた貴学の思いとは、どのようなものだったのでしょうか。
伝えたいイメージを、北里大学の建学の精神のひとつ「事を処してパイオニアたれ。」のキャッチコピーに込めました。
世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功、血清療法を確立、ペスト菌を発見するなど、世界の感染症研究をリードし切り拓いた学祖の精神です。いかなる困難にも屈することなく、努力と情熱をもって果敢にチャレンジすることが、脈々と続く学統であり、未来に承継していく「北里」らしさです。
新千円札の肖像は斜めを向いていますが、この広告では、真正面を見据えた写真を採用しています。力強いモノクロ写真からは、高い志と、信念を貫く強固な意志が伝わり、メッセージ文と共に印象に残ることを期待しました。
――広告への反響はいかがでしたか。
ブランド広告の場合、商品の販促広告等とは異なり、広告コミュニケーションによりどのような効果が得られたのか定量的に測定することは難しいですが、定性的な評価として、多方面でこれまで以上に反響があったように思います。紙面の北里柴三郎と目が合い「叱咤されているように感じた」「身が引き締まる思いがした」などの感想が寄せられました。在学生、卒業生にもインパクトを与え、母校への想いを強くしたのではないかと推測しています。
これからも「北里」の応援者を増やすべく、広告のみならず多角的に広報戦略を策定し、ブランドイメージを形成するためのコミュニケーションを図ってまいります。
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