デジタルメディア紹介記事
2026.01.08

暮らしの物語を大切にするライフスタイルマガジン「&」長く愛されるコンテンツ作りと読者とつながる仕組みも構築

朝日新聞デジタルマガジン&
暮らしの物語を大切にするライフスタイルマガジン「&」長く愛されるコンテンツ作りと読者とつながる仕組みも構築

 朝日新聞社が運営するライフスタイルマガジン「朝日新聞デジタルマガジン&[and]」は暮らしやモノの裏側にある物語に光を当てるメディアだ。2013年の誕生以来、約1万5000本の長く読み継がれるコンテンツを届けてきた。「日々にちょっとずつ、彩りを。」を掲げ、ターゲットや切り口の異なる「&w」「&M」「&Travel」「&AG」の4カテゴリーを展開し、月間平均約420万PV/約186万UUの読者を抱える。長く愛されるコンテンツ作り、読者とつながる仕組み、そして広告との向き合い方について、朝日新聞デジタルマガジン&編集長の坂井浩和氏に聞いた。

ニュースでは伝えきれない 物事の裏側にある物語を伝える

_「朝日新聞デジタルマガジン&」とはどのようなメディアですか

 「」は、朝日新聞(デジタル版)内のライフスタイルマガジンです。ニュースの即時性では伝えきれない、暮らしやモノ・コトの「裏側の物語」を丁寧に届けるメディアとして立ち上がりました。

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 「日々にちょっとずつ、彩りを。」というコンセプトを掲げ、約1万5000本のコンテンツを公開しています。月間の平均閲覧数は 約420万PV、利用者数は 約186万UU に達しています(集計期間:2025年1月1日- 2025年3月31日 、Google Analytics)。
 「&w(アンド・ダブリュー)」「&M(アンド・エム)」「&Travel(アンド・トラベル)」「&AG(アンド・エージー)」という4つのカテゴリーで、速報のコンテンツではなく、長く読まれるコンテンツをメインで発信していることが大きな特徴です。

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_カテゴリーの目的や役割は?

 「&w」は、暮らしや人生、様々なものの裏側にある物語を伝えるメディアです。その記事を読むことで視野が広がり、少し背伸びをしてみたくなる、そんな世界観を目指しています。
 「&M」は、趣味やカルチャーを通して、豊かで楽しい生活のヒントを届けるメディアです。
 「&Travel」は、写真や紀行、エッセー、リポートなどで、新しい旅のスタイルや扉を開くことをテーマにしています。 

 _読者の傾向を教えてください

 全体として読者の男女比はおよそ半々で、主な読者層は25〜54歳です。カテゴリーごとに特徴があります。
 「&w」の読者は女性が約6割を占め、そのうち35〜54歳が55%。一方、「&」は男性が約6割です。
 「&Travel」は、親子二世代で楽しめるメディアを目指しています。60代の夫婦と、30代の子ども世代が同じ記事をきっかけに、「ここ行ってみたいね」「今度一緒に旅行しようか」と自然に会話が生まれる——そんな読まれ方をイメージしています。

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_2025年春、朝日新聞社と朝日広告社、宝島社の3社が共同で行っているプロジェクトの「Aging Gracefully」が「&AG」として加わりました。「&AG」ではどういったコンテンツを発信しているのでしょうか

 主に40代から50代の女性を対象とし、健康や美容に関するコンテンツを発信しています。
 大切にしているのは、更年期やお金、介護など、その世代ならではの悩みに寄り添いながら、解決のヒントや向き合い方を示していくこと。“課題にそっと手を差し伸べる”スタンスが特徴で、「&」全体の中でも、少し異なる立ち位置となっています。

読む体験からつながりへ 広がるコミュニティ

_人気のあるコンテンツを教えてください

 長く読まれている連載として、「東京の台所2」(大平一枝さん・本城直季さん)、読者のエピソードを花束に編む「花のない花屋」(東信さん・椎木俊介さん)、名車や最新車種の魅力をエピソードとともに解説する「小川フミオのモーターカー」、自然体の京都を紹介する「京都ゆるり休日さんぽ」(大橋知沙さん・津久井珠美さん)、旅で移ろう心を綴るエッセー「宇賀なつみ わたしには旅をさせよ」(宇賀なつみさん)などがあります。
 なかでも特に人気なのが「東京の台所2」です。大平さんが東京で暮らす家庭の台所を訪ね、その背景にあるエピソードを通して、それぞれの暮らしの物語を描く内容です。暮らす人の価値観がにじみ出る「台所」という一つの場所から多くの気づきが生まれています。生活のリアリティも感じられる内容で、本城さんが撮影する写真を楽しみにしているという読者も多くいます。

_会員組織「&MEMBER」も運営されています

 「&MEMBER」は無料の会員制度で、現在の会員数は4万6000人ほど。コンテンツのブックマークやフォローをしたり、感想を投稿したりと、メンバーならではの楽しみ方ができます。あとからゆっくり記事を読んだり、同じ記事に心を動かされたメンバー同士の交流が生まれたり、読むだけでは終わらない“つながり”を育てていくことを目指しています。
 会員限定のイベントやプレゼントキャンペーンなども企画しています。今年の3月には「東京の台所2」を連載している大平さんの著書『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版)の発売に合わせ、オンライントークイベントを開催しました。「&MEMBER」メンバー限定で募集したところ、330名もの応募があり、寄せられた質問は100件以上。
 当選者はほぼ全員が参加し、大平さんが一つひとつの質問に丁寧に応じ、画面越しからも温かな空気が伝わるイベントでした。著者と読者が直接つながり、言葉を交わせる特別な時間となりました。

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_読者の座談会が開かれたそうですが、どのような内容でしたか?

 小規模(5~6名)の座談会を3回実施し、「&」への率直な声を伺いました。印象的だったのは、多くの方が「&」を「自分の生活の幅を少し広げてくれる」「描かれている暮らしや人生に共感できる」と感じていたことです。
 たとえば、俳優の暮らしを紹介する記事でも、特別な日々ではなく、日常の延長にあるリアルな生活を描いています。そのため「身近に感じられて参考になる」「自分の暮らしにも取り入れやすい」という声が多く寄せられました。

_熱量の高い読者がいるのですね

 「東京の台所」や「花のない花屋」は、読者の方からエピソードを募集しています。共感から参加へつながる循環が生まれています。取材対象に読者が関わることで、記事の世界観がさらに厚みを増します。
 読者とつながり続けていく関係性があることは、「&」の強みの一つです。ライターやフォトグラファーに依頼する際も、「これを書きたい」「この瞬間を撮りたい」という強い意志を重視しています。伝えたい思いの背景にある物語こそが「&」の核です。

_何か具体的な例はありますか?

 大学生による令和の留学体験記「ロンドン留学記〜魔法使いと探偵と私が住む街で」は、読者からの熱意ある提案が起点でした。「&Travel」の愛読者が「これからロンドンの大学に留学するので、『&Travel』で書かせてほしい」とメールを送ってくれたのです。商業媒体での執筆経験はなく、どれくらい書けるのかは未知数でしたが、その思いに応えたいと思い、お願いすることにしました。 
 実際、制作の段階でも「これが書きたい」という強い意志が伝わってきて、完成した記事も好評でした。読者の反応もとても良く、短期連載ではありましたが、「連載の終了が残念」という声も寄せられるくらいでした。

企画で価値を翻訳する「&」らしいタイアップの成果

_タイアップ記事も掲載されています。制作ではどういったことを心がけていますか?

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タイアップ記事は「&BRAND VOICE」というカテゴリーで掲載しています。基本方針は編集記事と変わらず、製品やサービス、そしてそこに関わる人たちの思いや背景にある物語を丁寧に伝えることです。

 ドイツ観光局とのタイアップ記事では、257月に「バイエルン王ルートヴィヒ2世の宮殿群」が世界文化遺産に登録された背景をふまえ、ドイツ国内の世界遺産をプロモーションしたいと依頼をいただきました。

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ドイツで訪れたい世界遺産10選 魅力を知り尽くした旅のプロがおすすめ

 そこで、&Travelで執筆実績があり、ドイツにも精通している3人のライター(相原恭子さん、坪井由美子さん、鈴木博美さん)をスピーディーにアサインし、ライターの皆さんならではの見どころや、おすすめのポイントを記事に盛り込むことができました。

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_1本の記事で完結するタイアップ記事だけでなく、複数回にわたって展開する「カテゴリースポンサード」もあります

 「カテゴリースポンサード」は、単発の記事では伝えきれない場合や、時間をかけてじっくり届けたいテーマに対して、複数の記事で展開していくタイアップ企画です。「&w」「&M」といったカテゴリーに並べて、「&○○」という新カテゴリーをつくり、情報発信していきます。
 JA共済との取り組みでは、「相互扶助(助け合い)」という事業理念を伝えるために、放送作家の小山薫堂さんをストーリーテラーとして起用したシリーズ「&Human」を企画しました。

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 小山さんは、東日本大震災の後、「kizuna311」というプロジェクトを企画されました。また、熊本地震の後は「くまモン募金箱」など熊本県の子どもらへの支援活動に取り組まれてきました。
 その小山さんが、災害に見舞われた地域で活動する方々や、地域のために力を尽くしている人々の話を聞き、動画コンテンツを核に「助け合い」や「絆」の大切さ、共済の役割や意義を伝えていくという内容です。
 カテゴリースポンサードは、ブランド「らしさ」や「世界観」を多角的に描くことができます。自然なかたちで「&」の世界観と広告と結びつけられるのは、私たちの大きな強みであると自負しています。
 また、AG世代の悩みに寄り添ったテーマで開催する「AGフォーラム」をはじめ、タイアップイベントも多数開催しています。広告主からの提供素材をもとに記事を制作する「ペイドパブリシティ」、「&w」「&M」「&Travel」で各75万通を配信できるメールマガジン広告など、様々な打ち手を用意しています。&のファン読者である「&MEMBER」に、商品・サービスの体験会や座談会に参加してもらい、その模様を記事にまとめることも可能です。

_最後に、今後の方向性を教えてください

 効率性が重んじられる時代だからこそ、「&」では物事の背景にあるエピソードや物語を丁寧にすくい取りながら、共感してくれる読者やユーザーが集まる魅力的な場に育てていきたいと考えています。現在は文章や写真が中心ですが、今後は音声や動画配信にも挑戦し、コミュニティとの関わりを深めていきたいです。

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日々にちょっとずつ、彩りを。 朝日新聞デジタルマガジン&[and]は「つながる」メディアです メディアペルソナや掲載事例をご紹介しています

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坂井浩和(さかい・ひろかず)

2002年入社。出版局(現・朝日新聞出版)で「週刊朝日」「AERA」の記者・編集者、文化くらし報道部(現・くらし科学医療部)で暮らし、衣食住にまつわる記事を執筆。その後、広告プランニングの部署などをへて、2024年4月から「&」編集長。