デジタルメディア紹介記事
2026.01.09

「朝日新聞ポッドキャスト」若年層にリーチする注目の音声広告 最新のメニューや特徴は

朝日新聞ビジネス・ハブ編集部
「朝日新聞ポッドキャスト」若年層にリーチする注目の音声広告 最新のメニューや特徴は

若年層のリスナーを惹きつけ、急速に存在感を高めている音声メディア・ポッドキャスト。従来の紙媒体やウェブではリーチが難しい若い世代に対し、効果的な広告媒体として「朝日新聞ポッドキャスト(以下、朝ポキ)」を活用する企業が増えている。そこで、朝ポキの特性や広告媒体としての優位性、そして提供可能な広告メニューと多様なソリューションについて、朝日新聞社メディア事業本部プロダクトプランニング部 ビジネスディレクターの大隈悠氏に話を聞いた。

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 「朝ポキ」は、朝日新聞社が運営する音声報道番組だ。2025年4月に累計1億ダウンロード(再生数)に到達し、基幹番組「ニュースの現場から」は、Apple podcastランキングのニュース解説カテゴリーで1位を獲得。朝日新聞社の記者が自ら出演し、報道の裏話やニュース解説など、7番組を配信している。リスナーのアイデアを採り入れたイベントを企画するなど、朝ポキ独自のコミュニティも生まれている。

 朝ポキの広告媒体としての魅力は、Z世代を中心とする若年層への確かなリーチ力と、音声メディアならではの行動を促す強い訴求力にある。

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 音声広告に強い株式会社オトナルと朝日新聞社の共同調査(n=10,000:15-69歳)によると、月1回以上ポッドキャストを聴く推定聴取者数は約1400万人と見込まれるという。また、朝日新聞ポッドキャストに限ったリスナー層は、15歳から39歳で全体のおよそ3分の2を占めており、これは新聞の主要読者層とは大きく異なる。大隈氏は「新聞広告に出稿されたことがないクライアントも、朝ポキに広告を出すケースが増えている」と、広告主の広がりを実感しているという。

 若年層がポッドキャストを聴く背景には、彼らが重視する「タイパ」意識が深く関わっていると大隈氏は推測する。ポッドキャストは、ラジオのようなタイムテーブルがなく、アーカイブ期間の制約もない。いつでもどこでも好きなタイミングで聴くことができるのが特徴だ。

「特に10代は、YouTubeやInstagram、TikTokなどのSNSで流れてくる情報でニュースを知ることが普通になっている人は、少なくないと思います。若い世代にはウェブですらリーチできていない可能性も高く、スマホさえあれば無料で好きなタイミングでニュースが聴けるのは、新鮮に感じるのかもしれません」

 朝ポキの広告は、大きく分けて2種類ある。番組の冒頭や中盤、最後に挿入される30秒広告枠の「純広告」と、企業と連携し、10分から15分程度の音声コンテンツを作成する「スポンサードコーナー」だ。

 30秒の広告枠は、主に商品やサービスなどの広告で、ポッドキャスト用に新しくCMを制作する場合もあれば、ラジオ用の広告を流用する企業もある。要望に応じて、朝日新聞社で受注し、制作・配信までワンストップで対応することも可能だ。

 一方、「スポンサードコーナー」は、新聞やウェブなどの「タイアップ広告」の音声版という位置づけだ。具体的には、まず30分程度のオリジナル番組が先行し、リスナーの関心を惹く予告を挟んだのち、スポンサーによる広告音声が続く。

「スポンサードコーナーは企業の担当者の方に参加していただき、私やフリーアナウンサーが聞き手となる対談形式で進行します。この対談を通じて、企業の提供する商材やサービス、商品の魅力はもちろん、その背景にあるストーリーまで、深く掘り下げてリスナーに伝えることが、大きな特徴です」

 スポンサードコーナーの制作は、まず、ターゲット層、尺、出演者といった基本構成を確定した後、台本を作成する。その台本に基づき、収録、編集、配信に至る全ての工程を、朝日新聞社が一括して担当。質の高い音声コンテンツを提供できる体制を整えているという。

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 朝ポキの広告は、朝日新聞社が持つ他のチャネルとの連携が可能で、広告主への提案の幅が広いことも特徴だ。複数の事例があり、六本木ヒルズの「文化都市」というテーマで朝日新聞デジタル版とのタイアップページと音声コンテンツをほぼ同時に配信した、森ビルの事例も好評だったという。

 文化庁との「声の力プロジェクト」も、朝日新聞社独自のマルチチャネルでの展開事例だ。特別支援学校にプロの声優が訪問して出張授業を行い、学びの集大成としてラジオドラマをつくるという内容だったが、単なるイベントでは終わらず、デジタルのコンテンツとして読めるように朝日新聞デジタル版でも記事を配信。さらに収録した音声をコンテンツとして聴けるように朝ポキでもスポンサードコーナーを展開するなど、複数の手法で特別支援学校の関係者、声優ファン、朝ポキリスナー、新聞読者など複合的にリーチした。

 他にも、デジタルコンテンツとポッドキャストを組み合わせるだけでなく、新聞広告やイベント時に配布するパンフレットなど、紙媒体との連動も可能だ。多様な媒体を組み合わせることで、メッセージを多角的に深く伝えられるという。

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 さらに、朝ポキは、単なる広告媒体に留まらない側面もある。報道に「届く言葉」を取り戻すことを目的に、日本のヒップホップを牽引(けんいん)してきたZeebra氏をオーガナイザーに迎え、言葉の力を研ぎ澄ませるプロジェクト「Journa-Rhythm(ジャーナリズム)」を企画。Journa-Rhythmは、「ニュースの現場から」内で配信される「特別企画」として実施された。

 今後は、現在の広告メニューに加えて、ラジオ番組のような「一社協賛」形式も検討しているという。スポーツイベントや国際女性デーなど、世の中の関心が集まるモーメントや特定のテーマに合わせて企業が協賛する、新たな広告の場を提供するというものだ。
 「朝ポキのコンテンツ力を武器に、企業とつなぐ新しいメニューを増やし、提案の幅を広げていきたい」と大隈氏は意気込む。

 朝ポキ広告のまた別の大きな強みは、自然と行動を促す訴求力にある。この力は、音声メディア特有の「余韻」と「制約」から生まれるものだという。

 「音声広告は視覚的な要素がない分、リスナーの想像力をかき立てる」と大隈氏。ビジュアル要素がなく、情報量が少し足りていない。その「制約」が、むしろ行動喚起につながるという考えだ。

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 「オトナル社との調査から、リスナーの多くが番組や広告で出てきた商材をウェブで検索して調べる傾向がある」と大隈氏。情報過多な時代に音だけの情報は、ある意味足りない要素があり、印象に残りやすいのだろう。「ながら聞き」ができる媒体でもあり、気になったことは「より詳しく知りたい」と能動的な行動につながる可能性が高いのだという。

 あえて情報を伝えきらず、「余韻」を残すように発信することで、逆にリスナーの好奇心を刺激し、自発的な情報検索を促す効果も期待できるというわけだ。

「たとえば、音だけで提供する情報のうち、100ある情報のうち聴取者に伝わりきらない情報については、ウェブサイトで補完するよう促す提案ができれば、広告主の商材と番組コンテンツとの効果的な橋渡しを実現できると考えています」

 ポッドキャスト広告の「制約」と「余韻」は、リスナーの認知から検索、行動へとシームレスにつながる可能性があるという。

▼朝ポキの媒体・コンテンツの特性や魅力について詳しくはこちら
https://adv.asahi.com/services/media/detail-m/16237536

大隈 悠(おおくま・ゆう)

朝日新聞社 メディア事業本部 プロダクトプランニング部 ビジネスディレクター


2007年入社。記者として徳島、秋田、名古屋報道センター経済グループ、経済部で取材。2022年にビジネス部門に転じ、25年4月からプロダクトプランニング部で朝日新聞ポッドキャストなどの担当を務める。