新聞×SNSでモーメントとメッセージ性を捉えたアプローチが実現
朝日新聞社は2024年3月8日の朝刊1面の題字に、黄色いミモザの花をあしらった1日限りの特別なデザインを初めて採用しました。ミモザの題字が掲載された3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です。
この日の朝刊紙面では、誰もが当事者であるジェンダー問題を多角的に捉える手がかりとなる女性に関わる記事や広告を複数の面で掲載。紙面全体を通してジェンダー問題を考える契機になることを目指しました。

これらの取り組みはSNSで共感を呼び、国際女性デー当日から短期間で、X上で1,403万5,403インプレッションを獲得、投稿総数は2,626件にのぼりました。

SNSで拡散されることを視野に入れたプランニング
新聞広告はSNSで拡散されると、新聞読者以外の人に伝えたいことが届けられます。日々発行される新聞は、国際女性デーのようなモーメントを捉えて展開するのに最適です。
どうすれば共感を呼びSNSで拡散されるか、新聞であれば、社会課題を発信してきた報道機関ならではのプランニングが可能です。
ターゲットではなくトピックで区切る新聞独自の表現
国際女性デーで、一連の広告制作を手掛けたクリエイティブディレクター・辻愛沙子氏(株式会社arca CEO )は「本来、新聞で記事と広告は区分けされているが、国際女性デーをはじめとした節目の紙面は特集が組まれたりします。ターゲットではなくトピックで区切ることができるのは新聞独自の表現だと思います」と語ります。
過去の国際女性デー企画の意図や広告に込めたメッセージなどをDEの牧野圭太氏とともに語ってくださった記事もぜひご覧ください。
関連記事>>企業、クリエーター、そしてメディアが一体となり、声なき声を拾い上げ、光を当て、社会に届ける
また創刊以来、初の試みとして2024年3月8日の朝日新聞題字がミモザになった理由については、こちらの記事をご覧ください。
関連記事>>朝日新聞の題字がミモザになった理由 創刊以来、初の試み
2025年3月8日の国際女性デーの朝刊でもジェンダー問題を多角的に取り上げた特集紙面を発行し、国際女性デーに関連した広告も多数掲載されました。コーポレートサイトで、2025年の取り組みを紹介しています。こちらからご覧ください。