新型コロナウイルス環境下での朝日新聞読者の行動・意識調査

 朝日新聞社メディアビジネス局では、新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR」を利用し、5月18日(月)に朝日新聞読者の行動・意識調査を実施しました。4月下旬に行った同調査では「メディア接触や外出自粛状況下での行動・意識」について聞きましたが、今回は収束後の新しい生活様式を見据えた質問を行いました。

summary

新型コロナ収束後に行いたいことは「国内旅行」「外食」「商業施設への買い物」と半数以上が回答。「美術館・博物館・映画館」へ行くとの回答も多い。

特別定額給付金の使い道は65%が「消費・支払い」。具体的な用途は「食費」「日用品」以外にも「娯楽」「外食」「家電」との回答が多い。

新型コロナウイルスの流行を経た企業活動やリアル店舗での取り組みを多くの読者が知りたがっている。

デジタルシフトに関連し「公的機関の申請」「キャッシュレス決済」「オンライン投票」「在宅勤務」の普及を半数近くが望んでいる

しばらくリアルイベントの代替となるオンラインセミナーでは「健康」の次に「芸術・文化」「金融」分野での希望が高い。

外出自粛の目安は緊急事態宣言の解除か収束の宣言まで
収束後にしたいことは旅行、外食、買い物

外出自粛を続ける目安

 「外出自粛」を続ける目安を1つだけ選んでもらった。「緊急事態宣言が解かれる」「一定の収束の宣言」のタイミングとの回答がそれぞれ3割。

全体(n=224)

新型コロナ収束後にしたいこと

 「国内旅行」「外食」「商業施設への買い物」は半数を超える人がしたいと 答えた。「美術館・博物館・映画館」に行くという回答も多い。

※複数回答 全体(n=224)

特別定額給付金は消費・支払いに
食費、日用品以外にも娯楽、外食、家電に使う

特別定額給付金の使い道

 特別定額給付金の現時点での使い道は消費や支払いが 65%と多く、次いで貯金と3割が答えた。寄付と答えた方も5%いる。

※複数回答 全体(n=224)

給付金の具体的な使用用途

 給付金を「消費・支払いに使う」と答えた人に内容を聞いた。 「食費」「日用品」以外に「娯楽」「外食」「家電」に使うとの回答が多い。

※複数回答 給付金を消費・支払いに使うと答えた人(n=146)

企業活動やリアル店舗の取り組みを多くの読者が知りたがっている

企業や団体の活動について

 新型コロナウイルスの流行を経て、企業活動についてあてはまる と思うものを答えてもらった。全体的に企業からの情報発信への注目、興味・関心度が高い。

※複数回答 全体(n=224)

安心してお店を訪れるため知りたいこと

 リアル店舗を訪問する際にも、これまで気にしなかった衛生管理や混雑度、3密を避ける取り組みについて知りたいと半数以上が答えている。

※複数回答 全体(n=224)


公的手続きにキャッシュレス決済、在宅勤務の普及が望まれ、オンラインセミナーも幅広い分野で希望あり

デジタルシフトで普及を望むもの

 デジタルシフトで普及を望むものとして公的機関の申請、キャッシュレス決済、オンライン投票、在宅勤務が半数近くの回答を集めた。

※複数回答 全体(n=224)

オンラインセミナーで受講したい分野

 今後しばらく開催が見込まれるオンラインセミナーでは「健康」の次に「芸術・文化」「金融」分野での希望がある。「旅行」でも2割が受講してみたいと答えている。

※複数回答 全体(n=224)
調査概要

■「新型コロナウイルス感染拡大環境下での朝日読者の行動・意識調査」J-MONITOR調査
調査地域: 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
調査対象: 朝日新聞を購読している15歳~69歳の男女個人
調査実施日: 2020年5月18日(月)
抽出方法: 新聞広告による公募を中心とし、インターネット調査モニターパネルからの公募で補完。応募者をJ-READの当該地域・対象者の性×年齢・職業・家族人数等の属性に従い割付
調査方法 : パソコン・タブレット・スマートフォンを利用したウェブ調査
有効回答者数: 224人
調査機関・レターヘッド:(株)ビデオリサーチ


◆PDFでもご覧いただけます
icon_pdf「新型コロナウイルス環境下での朝日新聞読者の行動・意識調査 -収束後に行いたいこと・特別定額給付金の使い道-」(632KB)