「捨てないで回収する」ことを全国の家庭にきちんと訴求

2007年 12/11 朝刊 2007年 12/11 朝刊

 資源浪費・環境破壊につながる使用済みインクカートリッジを積極的に回収し、再利用に供することで、我々の地球に責任を持ち、次の世代につなげていきたいと、当社では考えています。

 しかし「リサイクルインクカートリッジ」を知らない方は多く、いまだ80%近くのカートリッジが再利用されることなくゴミとなっています。そこで広告を通し「捨てないで回収する」ことを広くアピールすることで、一人でも多くの方に実情を知ってもらいたかったのです。

 朝日新聞の社会的な信頼性、読者の環境意識の高さが、媒体選択の大きな理由ですが、リサイクルインクカートリッジの存在を全国にアピールするとともに、回収ボックスが店頭に設置されている理由や、品質への安心感を伝えることができたと感じています。

 インターネットが普及しても、全国の各家庭まできちんと情報が届く点で、新聞はとても有効です。社会問題をきちんと報じ、読者の意識も高い新聞は、社会へのメッセージを伝えるうえで、非常に情報の伝播(でんぱ)力が高いメディアです。

 現在、これまで再利用できなかったカートリッジの再資源化にも取り組んでいます。今後、そのシステムを広く公開し、さらなるリサイクルの輪を広げていきたいと思います。

(代表取締役 宗廣宗三氏)