広く、好意的に受け止められた「taspo」の新聞広告~広告モニター調査から~

調査概要
【調査対象】朝日新聞購読世帯の15~69歳の男女個人
【調査地域】首都半径30km圏内およびそれ以外の横浜市
【抽出方法】住民基本台帳からの2段無作為抽出
(住民基本台帳の閲覧不許可地点においてはエリアサンプリングを併用)

【調査方法】パ ソコンを利用したインターネットサーベイ (モニターパネル調査)
【標本サイズ】1 パネル当たり約300人の複数パネルを交互に運用
【回収数(率)】224(74.9%)
【調査機関】 調査実施・集計:(株)東京サーベイ・リサーチ
モニター管理・レターヘッド:ハイパーリサーチ(株)

  朝日新聞社広告局では、2月1日付taspoの広告に対して広告モニター調査を実施した。

 広告接触を尋ねる前にtaspoの認知を聞いたところ、「何に使うかまで知っている」と「名前は聞いたことがある」を合わせた認知層は全体の42.4%だった(図1)。喫煙・非喫煙でみると、喫煙者では約6割、非喫煙者でも4割弱となっており、2月1日時点ではtaspoがあまり浸透していないことがうかがえる。

 次に広告接触率を見ると、全体の7割弱が接触したと回答(図2)。喫煙者の広告接触率が65・1%、非喫煙者の広告接触率は69.6%だった。通常、当該商品の認知度が低かったり、接点がない層での広告接触率は相対的に低くなることが多いが、このtaspoの広告は、非喫煙者からも同様に見られたことがわかる。

 朝刊が手元にある人に広告の感想に関する6つの項目について、「そう思った」から「そう思わなかった」の4段階で尋ねた。「(taspoを)知るきっかけになった」では『そう思った(+まあ)』と回答した肯定層が約9割と、最も高くなっていた(図3)。また、「取り組みに好感が持てる」の肯定層も84.0%と高い。

 広告出稿時点ではtaspoの認知は低かったものの、喫煙・非喫煙にかかわらず広告接触率は高かった。また、広告によってtaspoが広く好意的に受け止められたことがわかり、新聞広告が新しい制度であるtaspoの浸透に寄与したことがうかがえる。

図1:「t aspo 」の認知状況
図2:広告接触率
図3:広告の感想(n=206)