「出版懇親の夕べ」を開催 朝日新聞が出版界の幹部らを招き交流

2013年11月30日配信ニュースリリース

 朝日新聞社は11月27日(水)、東京・丸の内の東京會舘で「出版懇親の夕べ」を開催し、出版社・取次会社・広告会社の幹部ら約410人が来場しました。1996年から続くこの会は今回も、出版界と朝日新聞社が強い絆で結ばれていることを再確認する場となりました。

 懇親パーティーに先立ち、文芸評論家の斎藤美奈子氏による講演「書評の現場から」が開かれ、出版社と読者双方に関心の高い書評を題材に、長い書評歴から数々の興味深いエピソードを紹介しました。また、若者の活字離れを食い止めるには、中高生の時期に良書を読ませる工夫が必要と語りました。

 続いて開かれた懇親パーティーでは、木村伊量代表取締役社長があいさつ。創刊以来、出版広告が朝日新聞に掲載される広告の中核をなしてきたこと、多数掲載される出版広告が記事と同様に読者に重要な情報となり、新聞の魅力の一つになっていることに改めて感謝しました。また、新聞・出版とも業界を取り巻く環境は厳しいが、質の高い文化を生み出し続ける使命を確認し、共に進んでいきたいと語りました。

 この後、和気靖常務取締役広告担当が、これまでもこれからも出版界と朝日新聞の関係は変わらないとした上で、両者のコラボレーションによる取り組みなどで、さらに手を携えたいとあいさつしました。

 最後に、中村史郎東京本社広告局長が「同じ活字文化を担う業界として共に発展していきたい」という決意とともに、長年にわたるご愛顧に感謝の意を表し、大盛況のうちに閉会となりました。

(東京本社広告局 広告第1部)

文芸評論家の斎藤美奈子さん 記念講演会で書評の書き方について話す
文芸評論家の斎藤美奈子さん
木村伊量代表取締役社長 満員の会場であいさつする
朝日新聞社 木村伊量代表取締役社長