ソーシャルメディアで企業とつながるのは新聞読者 媒体資料「ソーシャルメディアと新聞」を発行

 朝日新聞大阪本社(大阪市北区2-3-4)は、ソーシャルメディアの利用実態などの調査を実施し、結果をまとめた媒体資料「ソーシャルメディアと新聞」を発行しました。

「ソーシャルメディアと新聞」A4版・48ページ 「ソーシャルメディアと新聞」
A4版・48ページ

 スマートフォンの普及に伴い、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアを利用する人が急増し、企業側も消費者との接点を求めてソーシャルメディアをコミュニケーションの手段として活用し始めています。「ソーシャルメディアと新聞」では、ソーシャルメディアのユーザーを対象に利用実態を調査し、マスメディアが企業と消費者との関係づくりにどのような影響を与えているのかを考察しました。

媒体資料

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【調査結果の概要】

1.「4ソーシャルメディア」ユーザーの7割以上はふだんから新聞を読んでいる
SNS、ツイッター、ブログ、商品クチコミ・コメント・評価サイト(=4ソーシャルメディア)のユーザーが、どの程度新聞に接触しているかを確認したところ、世帯購読率は73.4%で、ふだんから新聞を読んでいるのは75.8%でした。

2.ソーシャルメディア上における情報発信には、マスメディアが強く影響している
ソーシャルメディアへ書き込みを行う際の情報源を見ると、テレビ(54.7%)が最も高く、以下、新聞(52.0%)、家族や親戚から直接聞く話(51.0%)の順でした(「参考にする」「やや参考にする」の計)。新聞を「参考にする」と答えた人は12.9%とテレビの11.4%を上回っており、ソーシャルメディア上における情報発信には、マスメディアが強く影響していることが分かりました。

3.新聞閲読者はソーシャルメディア上において、企業と積極的に関与
企業が運営しているSNSのページへの登録や、ツイッター上における企業アカウントのフォローなど、ソーシャルメディア上で、企業や商品に関して何らかのアクションをした経験を調べたところ、例えばSNS上では新聞閲読者(スポーツ新聞などを除く)が62.4%と、非閲読者(53.8%)に比べて割合が高くなっていました。ツイッターやブログ上でも同様の結果が得られました。

4.ソーシャルメディア上で企業と良好な関係を築く「朝日新聞読者」
「4ソーシャルメディア」上で、企業や商品に関してアクションをした経験のある人がふだん読んでいる新聞を見ると、いずれのメディアでも朝日新聞の割合が最も高くなりました。朝日新聞読者は他紙読者に比べ、ソーシャルメディア上において企業との関わりを多く持っていました。

 

※ソーシャルメディアの定義について
・インターネット上で相互に情報をやり取りできるサービス・サイト全般をソーシャルメディアと定義した。
・SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)については、GREEやmobageなどのソーシャルゲームや、ツイッターとは別のものとして調査した。
・主な調査対象としたSNS、ツイッター、ブログ、商品クチコミ・コメント・評価サイトを「4ソーシャルメディア」とした。

 

【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:15~69歳の「4ソーシャルメディア」のいずれかを利用している男女個人
標本抽出:調査会社のモニターより対象「4ソーシャルメディア」利用者の人口実勢構成割付
※インターネット利用者構成に割り付けたスクリーニング調査を実施し、「4ソーシャルメディア」利用者を抽出。本調査標本構成は、スクリーニング調査結果に準じた。
※インターネット利用者構成は平成23年1月調査の総務省「通信利用動向調査」結果を用いて推計した。
調査方法:インターネット調査
回  収 数 :8,313(5,000で集計)
調査期間:2012年2月24日(金)~3月7日(水)
(対象者の回答負担軽減のため、この間に2回に分けて本調査を実施した)
調査企画:朝日新聞大阪本社広告局
分析協力:高橋広行(流通科学大学商学部 専任講師・イプソス研究員)
調査機関・レターヘッド:Ipsos日本統計調査(株)(現イプソス株式会社)