朝日新聞大阪本社(大阪府大阪市北区中之島3-2-4)による企画「映す広告新聞」が、9 月 19日から 21 日、シンガポールで開催された「スパイクス アジア広告祭 2010」のメディア部門で金賞を受賞しました。
「映す広告新聞」は、新聞に折り込まれた「専用鏡シート」を円筒形に組み立てて広告の上に置くことによって、鏡なしでひと目見たときとは違った絵や隠されたメッセージを鏡面上に見ることができるというもの。その手法に、電通関西支社が独自開発した技術を加え、協賛12社(朝日新聞社含む)の広告原稿を制作しました。企画のテーマは「新聞は、社会を映す鏡」。新聞は、ただ見たままを映すだけではなく、ひと目見ただけでは見えないことも映し出す鏡だということを、企画を通じて伝えています。
朝日新聞大阪本社では、新聞広告のクリエーティブの可能性を追求した企画を電通関西支社とともに実施しており、その第1弾として、3Dメガネの付いた新聞業界初の「立体広告新聞」を2007年1月に発行。第2弾の専用フィルムの付いた「動く広告新聞」(2008年3月)は、カンヌ・ライオン2008メディア部門でゴールドライオンを受賞しました。第3弾「映す広告新聞」の今回の受賞により、海外の広告賞の連続受賞となりました。
専用鏡シートを張り付けた折り込みを、夕刊とともに配布した
円筒形の鏡を広告の上に置くと、正しい絵が見られる
◇スパイクス アジア広告祭
国際広告祭(International Advertising Festival)とヘイマーケット・メディア社(Haymarket Media)の協力によって運営されている。応募作品はアジアで公開されていることが条件。TV/シネマ、プリント、アウトドア、メディア、ダイレクト&セールスプロモーション、デジタル、ラジオ、インテグレーテッド、デザイン、テレビ/シネマクラフト、プリントクラフトの全11部門。