朝日新聞東京本社(本社:東京都中央区築地5-3-2)は、新聞広告に掲載された専用の画像パターンを直接認識させることで、iPhoneに動画広告を配信するサービス「A-CLIP Ver.1.0」を活用した広告を6ページにわたり、1月8日付朝日新聞朝刊に掲載しました。「A-CLIP Ver.1.0」は、本社が株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー)とクウジット株式会社(本社:東京都港区麻布十番4-1-8 三和第一ビル3F)と共同開発したものです。
「A-CLIP Ver.1.0」は、画像認識技術を活用したiPhoneアプリケーション「A-CLIP」(エークリップ)を通じ、新聞広告に記載された特定のマークをiPhoneの内蔵カメラで映すことによって、広告掲載商品、ブランドに関連した映像・音声コンテンツを面倒な操作なく、すぐに楽しむことができるサービスです。また、企業サイトやキャンペーンサイトへ直接リンクすることもできます。第1弾として掲載されたフォルクスワーゲン グループ ジャパンの広告ではCM動画が、クラブツーリズムの広告では旅先の風景などの動画が、映画「カールじいさんの空飛ぶ家」「Dr.パルナサスの鏡」の広告では予告編が見られます。また、紙面展開についてのインフォマーシャルが、テレビ朝日『やじうまプラス』などで放映されました。
「A-CLIP」は、博報堂DYメディアパートナーズによる動画変換配信サービスと、クウジットが持つAR(Augmented Reality=拡張現実)技術を利用して開発されました。QRコードのように接写することなくマーク画像を読み取れるほか、iPhoneで撮影したカメラによる現実映像と、新聞広告に連動させたバーチャルな情報とを合成表示する拡張性を持っています。
将来的には電子クーポンの発行・保存や、iPhoneの位置情報に連動したサービスの提供も予定しており、生活者の行動範囲を限定せずに新聞広告とiPhoneを連動させることを可能にし、クライアントの多様なマーケティングニーズに応えるアプリケーションサービスとなります。
「A- CLIP」の「A」は、Advance(先進性)、Ad(広告)、Archive(アーカイブ)を意味しており、新聞広告の特性である一覧性・信頼性と、スマートフォンをはじめとするデジタル技術が持つ即時性・双方向性との連携、融合を意味しています。
今後も朝日新聞社は、マスメディアとデジタルメディアの組み合わせにより、高い広告効果を期待できる手法の開発を積極的に行っていきます。
※iPhoneおよびAppstoreはApple Incの登録商標です。
2010年1月8日付 朝刊 「A-CLIP」を活用した各社の広告