「新聞をめくったとき、目に留まる広告にするにはどうしたらいいのか。」
「author’s cafe(オーサーズ・カフェ)」企画は、この当たり前かつ普遍的な問題について考えることからスタートした。さまざまなアイデアを出していく中で、「読者にじっくりと見てもらえるのは、活字が持つ力によってひきつける企画」だという、とてもシンプルな結論にいたった。
人気作家たちが、ショートストーリーやエッセーを書き下ろし、その内容が、掲載されている純広告と間接的に結びつくことで、一つの紙面をおりなす、という企画だ。
第1回は、作家・石田衣良さんによる「草食男子は経済成長の夢を見るか?」。「草食男子が世界を席巻するとき、世界と資本主義はどんな風に形を変えるのか」をつづった、エッセーで、同面に新生銀行の広告が掲載された。第2回は、玉村豊男さん(ローヌワイン委員会)、第3回は鴻上尚史さん(全国米菓工業組合)、第4回はあさのあつこさん(旅行計画)。いずれも作家の世界観にひきこまれ、読み終えたときには広告との関連性をじんわりと感じられるようになっている。
企画に参加いただいた広告主からは、「新聞社らしい企画だ」「作家陣が豪華」「ありそうでなかった、読者からの注目度が高い企画」という高評価を得ている。
玉村豊男さんが執筆した回に掲載された「ローヌワイン委員会」の広告は、無料試飲イベントの開催を告知する内容だったが、来場者のほとんどが「紙面を見て応募した」と応え、広告効果の高さがうかがえた。
今後も、本企画をシリーズ展開していく。どんな「オーサー」が紙面を飾るか、期待していただきたい。
(東京本社広告局)
広告特集「author’s cafe(オーサーズ・カフェ)」
2009年9月8日
2009年10月27日
2009年10月28日
2009年11月16日