８月５日、朝日新聞社が展開する「環境教育プロジェクト『地球教室』『地球はいま』」が、「第３回キッズデザイン賞」（主催：NPO法人キッズデザイン協議会、後援：経済産業省）の「コミュニケーションデザイン部門賞」に選ばれました。
「キッズデザイン賞」とは、「子供たちの安全・安心に貢献するデザイン」「創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」を理念とする、NPO法人キッズデザイン協議会が選定するものです。

　本プロジェクトは、朝日新聞社の重点報道テーマの一つである「環境」についての取り組みの一環で、2008年４月に開始しました。環境問題を解説するテキスト「地球教室」（６冊シリーズ）と「地球環境トレーディングゲーム」を、旭化成、電気事業連合会、東京海上日動火災保険、NEDOの協賛のもと作成。本紙ルポ「地球異変」の取材を通じて集めた情報や映像を生かし作成したDVD＆副読本「地球はいま」とともに、全国の小学校3,647校に配布しました。さらに、本紙記者や協賛各企業が小学校に訪問する環境出張授業、学校の先生を対象とした環境教育フォーラムなど、さまざまな取り組みを行っています。

　審査委員長の赤池学・ユニバーサルデザイン総合研究所所長が、受賞理由として次のようにコメントしました。
「教科書は長期間の検定が必要だが、このプロジェクトは研究機関や企業などと連携し、リアルタイムの環境情報を副読本にしている。企業の力を学校につなげるすばらしい取り組みであり、メディアの先進モデルとして顕彰する」

　受賞作品を展示する「キッズデザイン博２００９」が、８月６日（木）から９日（日）まで東京・青山「TEPIAホール」で開催されています。６日には、「環境教育プロジェクト」をどのように考え、展開したかについてのプレゼンテーションを朝日新聞社員が行いました。