世界の新進気鋭のデザイナーを東京から巣立たせる「SHINMAI Creator’s Project」選出の5ブランドによるショーが、3月23日、東京ミッドタウンで開催

朝日新聞社が、同プロジェクトにメディア・パートナーとして参加、大型編集特集を展開し、日本のファッションの発信力強化を支援

 朝日新聞社(本社:東京都中央区築地5-3-2)は、次世代を担う新進デザイナーの登竜門となる「SHINMAI Creator’sProject」に、メディア・パートナーとして参加しています。

 同プロジェクト第1回のファッションショーと展示会が3月下旬、東京ミッドタウンで開催されました。朝日新聞社は、ショー当日に会場で「ファッション編集特集」(タブロイド判)を来場者に配布。また、ショーに関する速報を翌日朝刊に掲載し、追って4月4日付朝刊ではプロジェクトの詳細を伝える大型編集特集を掲載しました。

 「SHINMAI Creator’s project」は、2005年から開催されている「東京発 日本ファッション・ウィーク(JFW in Tokyo)」の一環。世界から新進気鋭の若い才能を発掘し、東京から世界へと巣立たせることを目的としています。シャネル(株)代表取締役社長のリシャール・コラス氏ら国内のファッション業界トップや、フランス版『ELLE』の編集長などが選考委員。第1回目の今回は、世界17カ国34校、応募60名52組の中から5組のデザイナーが選ばれました。(作品は6月、伊勢丹新宿店で発表される予定)

 朝日新聞社は、日本のファッションビジネスの底上げと国際競争力向上を目的とする本プロジェクトの趣旨に賛同し、プロジェクトに関する報道を随時行っています。

第1回SHINMAI Creator’s project 選出デザイナー
“SACHIO KAWASAKI” by 川崎祥央
“NIMA” by Nima TAHERZADEH(ニマ・タヘルザデフ)
“SHIDA TATSUYA” by 信太達哉
“Aethere(e)(アエテレ)” by Ly-Ling VILAYSANE & Adrien ESCARAVAGE
(リリン・ヴィアイザンヌ & アドリアン・エスカラヴァージュ)
“donna sgro”by Donna SGRO(ドナ・スグロ)

SHINMAI Creator’s Project実施形態
主催:有限責任中間法人日本ファッション・ウィーク推進機構/特別協賛:株式会社 資生堂/メディア・パートナー:朝日新聞社/サポートメディア:株式会社アシェット婦人画報社 エル・ジャポン、エキサイト株式会社/協力:全日本空輸株式会社/新道繊維工業株式会社 Hair&Make-up:資生堂ビューティークリエーション研究所

■第1回「SHINMAI Creator’s Project」に関する朝日新聞紙面での展開

2009 年1月25 日付 朝刊 全5段広告
2009 年3月9日付 朝刊 オピニオン面選考委員長をつとめるシャネルのリシャール・コラス社長が、日本のファッションついての考えを寄稿
2009年3月19日付 朝刊 
ファッション面 編集記事 
第1回選出の日本人デザイナー、信太達哉と川崎祥央について紹介
2009年3月24日付 朝刊 
社会面 編集記事
前日行われたショーについて速報
ファッション編集特集(タブロイド判8ページ・多色)

2009年秋冬 ミラノ/パリコレクション
2009年春夏 パリ・オートクチュールコレクションなどを特集、ショー会場にて配布

2009年4月4日付 朝刊 編集特集
第1回SHINMAI Creator’s Project について詳細にリポート

■第1回「SHINMAI Creator’s Project」選出デザイナー プロフィール

“SACHIO KAWASAKI” by 川崎祥央
1982 年生まれ、Central Saint Martins College of Art and Design 卒業。今回のテーマは、「Wave of Sound」。学生時代に聞いた作曲家スティーブ・ライヒの曲に衝撃を受け、その音の波動を繊細な曲線でビジュアル化することに挑んだ。

“NIMA” by Nima TAHERZADEH(ニマ・タヘルザデフ)
1982 年生まれ、イラン出身。Parsons The New School for Design BFA,Fashion Design 卒業。デザイン哲学は、今日のモダンかつテンポの速い生活に見合った新しいミニマリズムを表現すること。今回は、現代を生き抜く女性の力強さとフェミニンな美しさを一貫性のあるスタイルで表現した。

“SHIDA TATSUYA” by 信太達哉
1978 年生まれ、名古屋モード学園卒業。いつもテーマはなく、時々のインスピレーションでアイテムを作り、ぎりぎりでコーディネートの可能性を探る。今回は、毛布のような素材をたっぷり使って、着るというより身にまとうといったスタイリングを披露した。

“Aethere(e)(アエテレ)”
Ly-Ling VILAYSANE(リリン・ヴィアイザンヌ)1980 年生まれ、スイス出身。Adrien ESCARAVAGE (アドリアン・エスカラヴァージュ)1981 年生まれ、フランス出身。ともにESMOD Paris 出身。「今の時代に合ったシンプルなシャツやパンツといったアイテムを提供したい」。目指すのは「タイムレス(長く)&ユニバーサル(誰にでも着られる)&ベーシックな服」。

“donna sgro” by Donna SGRO(ドナ・スグロ)
1975 年生まれ、オーストラリア出身。University of Technology, Sydney 卒業。Bachelor of Designing in Fashion andTextiles 卒業。今回のテーマは、「オクトパス・ガーデン(タコの庭)」。急に発光したり、体の形が変わったりする深海のタコやクラゲを服で再現した。貴重な生物にもっと光をあてたいというエコロジカルな意図もあったという。

「SHINMAI Creator’s Project」について

 「SHINMAI Creator’s Project」は、「次世代を担う新進デザイナーの登竜門」として、世界から新進気鋭の若い才能を発掘し、東京から世界へ巣立たせることを目的としたプロジェクト。「東京発 日本ファッション・ウィーク(JFW in TOKYO)」の2005年の開催スタート時から構想されて実現、今回第1回目を終了した。

 “SHINMAI”には、とれたての米、つまり新鮮で滋養にあふれた旬の素材が転じて、可能性を秘めた若い人材という意味がこめられている。

 「東京発 日本ファッション・ウィーク(JFW in TOKYO)」は、日本最大のファッションショーだった「東京コレクション」をベースにし、日本のファッションビジネスをさらに発展させて世界への発信力を向上させるために、官民一体の継続的プロジェクトとして展開されてきた。

●プロジェクトの特徴

①世界3大ファッションスクールも巻き込んだ国際規模のプロジェクト
世界を舞台に活躍するほとんどのトップクリエーターの出身校である3つの海外ファッションスクールを始め、国内外広くファッションスクール主宰者に呼びかけている。第2回目からは、各国のジャーナリストの推薦枠も新たに設け、より広く応募を呼びかける。

②マーケットを知り尽くしたプロによる審査
「世界のファッションシーンにおいて世界的に通用する才能を持ち、即戦力になる」というビジネスの観点から、ファッションビジネスの現場のトップが審査。
選考委員長:リシャール・コラス氏 シャネル(株)代表取締役社長
選考委員:太田伸之氏 (株)イッセイミヤケ 代表取締役社長
高下浩明氏 (株)リステアホールディングス 代表取締役社長
廣内武氏 (株)オンワードホールディングス 代表取締役会長兼CEO
武藤信一氏 (株)三越伊勢丹ホールディングス 代表取締役会長兼最高経営責任者
ヴァレリー・トラニアン氏 ELLE FRANCE編集長

③受賞後もデザイナーを支援し、ビジネスとしてマーケットに成果を残す
展示商談会の開催経費支援や次回のJFWでの発表の場の提供など、単に賞を授与されて終わるのではなく、マーケットデビューへ向けて、継続的な支援が行われる。

④ファッション業界内だけではなく広く一般へ向けても発信
ファッションショーの観覧を一般に広げるなど様々な取り組みを行い、メディアに発信しながら話題性を獲得していく。

以上