大学生プロジェクト「大学生の『ケータイ』に関する意識調査」結果を発表

 東京広告協会主催の「大学生意識調査プロジェクトFUTURE2008」では、首都圏の大学生800人を対象にした「大学生のケータイに関する意識調査」の結果をまとめた。同プロジェクトは、首都圏の大学(上智、専修、東洋、早稲田)でマーケティングを学んでいる大学生によって例年実施され、調査の企画・設計から実査・分析までを行っている。今回は、生まれた時にはすでにケータイが存在していた世代にあたる大学生にとってのケータイ観や利用実態について調査した。

 その結果、ケータイのメールの利用頻度は、「ほぼ毎日」が90.5%、1日10回以上送受信する人も過半数となるなど、活発にメールを利用していることが分かっ た。

 一方で、「ケータイのメール」と「ケータイの通話」の比較では、「人のぬくもりが感じられる」(92.6%)、「内容に信頼性を感じる」(85.6%)、「自分の気持ちが伝えやすい」(72.9%)などの項目で、いずれも「ケータイの通話」が支持された。

 さらに、ケータイのメールへの評価として、「ケータイでメールを送るとき、自分の気持ちが相手に伝わるか気になる」(82.9%)、「普段ケータイでメールを送るとき、送信する相手や内容に間違いがないかどうか気になる」(81.6%)、「相手の状況を気にして、ケータイでメールを送信する時間帯をずらすことがある」(78.3%)と多数が答えた。ケータイのメールによる情報伝達について、大学生が慎重に心配りをしている実情が明らかになった。

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