九州朝日放送(KBC)制作による環境特番が、6月1日に全国ネットで放送された。番組放映当日には、本紙の朝刊で番組宣伝の広告特集を掲載した。
広告特集内の全7段と番組提供CMを、KBCの営業担当者と本社広告局の外務員が共同でセールス。新聞とテレビの営業が広告主を一緒に訪問すると いう取り組みを行った。新聞広告を見た人が、テレビ番組に関心を持って視聴し、また新聞広告を見る、といった、広告主にとって有効なサイクルを作れればと考えた。
その結果、番組内の提供60秒と、新聞広告全7段を資源エネルギー庁から出稿いただいた。同庁が推進する「eマーク」の普及啓蒙(けいもう)を目的とするもので、30秒のインフォマーシャルも本社官公庁ユニットが中心となって制作した。
今後も朝日グループ全体のメディア力、コンテンツ力を生かして広告効果を最大化する商品を作っていきたいと考えている。
(東京本社広告局業務推進担当)
「eマーク」のインフォマーシャル
番組の認知を高め、視聴を喚起した新聞広告
朝日新聞東京本社広告局では、本紙購読者を対象にインターネット調査を実施。6月1日付朝刊に掲載された九州朝日放送の広告の認知を尋ねたところ、34.2%だった。番組名では、「知っている」(+『見聞きしたような気がする』)と答えた人は34.3%で、新聞広告認知者では6割を超えた(図1)。また、番組への視聴意向では、「見てみたいと思った」(+『やや』)と答えたのは44.2%、新聞広告認知者では6割近くにのぼった(図2)。新聞広告への認知の有無が、番組の認知状況や視聴意向に大きく影響していることが分かる。
さらに、実際の視聴者に、番組の認知経路を複数回答で尋ねた(図3)。上位に挙がった「新聞のテレビ番組欄」「テレビで流れる番組宣伝」に加え、「新聞広告」「新聞の番組紹介記事」など、新聞に関連した項目が上位を占めた。
調査概要
【調査対象】20~69歳の朝日新聞購読者
【調査地域】関東1都6県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県)
【抽出方法】ビデオリサーチ社のWEBリサーチパネルより朝日新聞購読者をスクリーニング後、性・年代別割当割
【調査方法】パソコンを利用したウェブ調査
【有効回収数】7,700
【調査実施期間】2008年6月1~2日
【実査機関】ビデオリサーチ