京都産業大学が同一日に複数面で広告展開

 大学全入時代が到来している現在、大学選びは偏差値からそれぞれの大学の個性で選ぶ時代に変化しつつある。

 京都産業大学では、あらゆる局面で必要となる多様な“力 POWER”を大切にしたいという思いをこめたスローガン「POWER UNIV.」のもと、積極的に新しい取り組みを行っている。今年4月には、コンピュータ理工学部と、外国語学部に国際関係学科を新設予定だが、その開設記念シンポジウムを2回開催するなど、積極的な広報活動を展開している。

 今年度の広報の総決算として、京都産業大学について広く社会に情報発信し、ブランドイメージを訴求することを目的に、昨年12月23日付大阪本社版で、セミマルチの広告企画を展開した(全5段を5本、全15段を1本、テレビ面表札)。

 企画段階では、京都産業大学の学生を毎週シリーズで紹介する予定だったが、一つのキャンパスに様々な分野で学ぶ学生が集まって刺激しあう、活気あふれる様子を伝えるべく、同日にまとめて掲載した。

 一つの紙面に対して一人の学生が登場し、それぞれが将来の目標を立てながらいきいきと勉強や部活動に打ち込んでいることを紹介。学生の個性を大切にする大学の人材育成の姿勢をアピールした。また、学長と附属中高の校長が、人材育成をテーマに行った対談を採録。他の広告部分と連動する形となった。

 企画全体に時間軸を設け、一日の時間内で「学生がそれぞれのフィールドで努力している」ことを表現した。さらに、注目度を高めるためにテレビ面表札を使い、中面への誘導を図った。

 掲載後は学内外から「大学では今までにない新しい試み」「興味深い広告」という声をいただき、大きな手ごたえを感じた。

(大阪本社広告第2部 石川拓磨)

2007年 12/23 朝刊 大阪本社版

 テレビ面 表札
 6面

2007年 12/23 朝刊 大阪本社版

 7面
 9面
 11面
 12面
 13面