未来の「新聞」をブランドデザイン 東大生が朝日新聞社でプレゼンを公開!

 東京大学教養学部と博報堂のブランディング専門組織「博報堂ブランドデザイン」は、7月10日、東京・築地の朝日新聞東京本社で公開プレゼンテーションイベントを実施した。大学生が「正解のない問いに挑む」ことを目指した特別教育プログラム「ブランドデザインスタジオ」の2014年度・夏学期の成果を示す機会で、朝日新聞社の特別協力の下、「未来の『新聞』をブランドデザインする」をテーマに8チームが研究成果を披露した。

 社会の高度情報化が進み、様々なメディアやデバイスが登場して生活者の暮らし方が変わっていく中、今回のプレゼンテーションイベントは、「新聞」に関する新たなサービス開発や商品開発を含め、あらゆる角度から新聞の未来について検討、アイデア創出を重ねた成果を発表する、という場になった。

東大生が「未来の新聞」を提案 東大生が「未来の新聞」を提案

 東京大学の学生を中心に構成されるプロジェクトチームは、約3カ月にわたり、フィールドリサーチや情報の整理・統合、様々な手法によるアイデア発想などに取り組んだ。

 当日の公開プレゼンテーションでは、親子の会話を弾ませるための記事配信サービスや、新聞社が選んだ記事について読者と議論をする紙面の提案、ジャンルを越えてその日のニュースの重要度を優先して編集する紙面など、大学生らしい率直な意見を反映したアイデアが発表された。東京大学大学院の真船文隆教授ら審査員は、より身近な新聞を実現するため、記者の個性を前面に押し出した新聞を提案したチームをグランプリに選出した。

主催:東京大学教養教育高度化機構
博報堂、博報堂ブランドデザイン