クリエイティブ ラボ <Asahi Digital Solutions(ADS)>

 ADSでは、質の高いクリエイティブでコンテンツの企画・制作を行う体制を整えています。社内を中心に、編集記者出身者、映像制作、デザインなど、様々なジャンルの専門知識を持ったディレクターたちがクリエイティブラボに参加。オリジナリティー溢れる企画を生み出しています。

社内制作スタッフ
主なパートナー

 当社の強みとして、紙面制作で培われた企画力や、取材力、編集力はもちろん、新聞社のネットワークを生かしたアサイン力や、近年、より一層力を入れている写真や動画の撮影技術、スチール撮影から動画撮影まで可能な大型の社内スタジオや、自社で保有しているヘリやドローンを活用した空撮が可能といった点などが挙げられます。
 これらの強みを生かして、新聞社ならではのクリエイティブを生み出すだけでなく、広告効果を最大化していくために、オンライン配信からSNS等を活用した拡散まで、スピード感とクオリティを両立させながら、ワンストップで効果的なコンテンツマーケティングを実施していきます。

クリエイティブラボ・事例紹介

 MHD モエ ヘネシー ディアジオ「ジョニーウォーカー ブルーラベル」のブランディングの一環として、俳優、映画監督、画家として活躍する奥田瑛二さんがスコットランドの蒸留所を訪ねる様子をドキュメンタリータッチで描いた動画を企画・制作。ウェブや新聞広告紙面でのインタビュー記事などとともに、ワンストップで展開した。

 昨年、200周年を迎えたブレンデッドスコッチウイスキー「ジョニーウォーカー」の最高峰となる「ジョニーウォーカー ブルーラベル」。その魅力やブランドの世界観を伝える特設サイトを、朝日新聞社が企画・制作した。なかでも奥田瑛二さんを起用し、スコットランドでロケをした4分30秒のドキュメンタリータッチの動画が好評だ。この企画は、ジョニーウォーカーが展開する日本限定ラベルを制作・販売するキャンペーンの一環として、朝日新聞社が奥田瑛二さんの起用と現地ロケによる動画制作をセットで提案し、実現したものだ。

ジョニーウォーカー・ブルーラベル Special Movies
2020年1月1日付 朝刊
2020年1月1日付 朝刊 5段カラー605KB

 「日本文化に造詣が深く、スコッチウイスキーをこよなく愛する奥田さんの感性と、現地で触れ合う人、お酒、景色がブレンドされることで、どんなアウトプットが生まれるのか。それがこの企画の最大の肝でした。よって過剰な演出はせず、一期一会の場で生まれるものを大切にしたいと考えました。そこで監督は、移転前の築地市場を描いた映画『築地ワンダーランド』など、ドキュメンタリータッチの作品に定評がある遠藤尚太郎さんにお願いしました」と朝日新聞社のクリエイティブ担当、金子裕也は語る。

 ロケでは奥田さんがスコットランドの空港に着いた瞬間から、3台のカメラで密着。蒸留所を訪ね、マスターブレンダーに話を聞き、バーでスコッチを傾ける。さらに東京に戻り、日本限定ラベルのための絵柄を描きあげ、一杯あおる。そんな自然体でウイスキーと向き合う奥田さんが発する言葉や、そのたたずまいを映像で切り取った。

 「一番描きたかったのは、かっこよくお酒を飲む大人の男の姿です。僕が常に心がけているのは、単にきれいでかっこいい映像を撮ることではなく、登場する人の人生や思いを深く表現すること。今回もブレンドウイスキーの奥深さを、奥田さんの人生、これまで彼がお酒を飲んできたときの様々な思いと重ねあわせながら表現したいと思いました」と遠藤監督は語る。コロナ禍の影響があったとはいえ、2カ月もの時間をかけて編集したこの動画は、「まるで映画のようなクオリティーで、満足いくものができた」とクライアントからも大好評だったという。

 「以前、朝日新聞デジタルの特設サイト『築地 時代の台所』を見て、新聞社の取材力のすごさを痛感しました。あそこまで築地という場所と人を掘り下げてコンテンツ化する力は本当にすばらしい。また新聞社のクリエイティブの方は多方面にアンテナを張っていて、従来の広告の枠を超えた発想をされる。そんな新聞社とともに、これからも見る人の心に深く刺さるコンテンツをつくっていきたいですね」と、遠藤監督はクリエイティブラボに期待を寄せる。

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