無印良品のキャンペーン「ずっと良い値。」をエリア広告で訴求

 良品計画は、暮らしの定番商品を紹介するキャンペーン「ずっと良い値。」を、9月5日のエリア広告で告知した(東京・大阪 計123万部)。キャンペーンのコンセプトや、エリア広告の狙いについて、宣伝販促室の松枝展弘課長と山中吉隆氏にうかがった。

松枝展弘氏 松枝展弘氏

── 今回のエリア広告の目的は。

 当社では、商品を生産する過程において無駄がないかをつねに点検し、適正価格を追求する取り組みを長年にわたって続けており、通年で「ずっと良い値。」のキャンペーンを展開しています。

 原材料が高騰し、生活者が価格に対して敏感な昨今において、当社でそのような取り組みを行っていることを広く伝えたいという思いがあり、折り込みチラシなどと違い企業姿勢を訴求することができるエリア広告を選びました。

── エリア広告の特長はどんな点にあるとお考えですか。

山中吉隆氏 山中吉隆氏

 読者にニュース性の高い内容だととらえてもらえることです。表紙に載っている脚付マットレスは、発売から17年が経過した代表的な商品ですが、これまで100万台以上を販売し、ご好評いただいています。今回の価格の見直しをしっかりと無印良品からのメッセージとして伝えるには、新聞はふさわしい媒体だと思いました。

 今回は4ページにわたる広告特集でしたが、2ページ目以降では多岐にわたる商品の細かい情報を伝えるなど、ページ展開ならではの構成ができるのもエリア広告の魅力だと感じています。企業姿勢を打ち出すとともに、商品についてしっかりと伝えることができました。

 また、エリア広告はチラシの一番上に折り込まれて目立つ点や、本紙に比べて抜き出しやすいのも魅力です。

 エリア広告の掲載後、脚付マットレスは大変好調な売れ行きをみせており、大きな手応えを得ています。

── 今後の展望について。

 エリア広告は社内でも評判が高く、「次の掲載は?」といった声もあがっています。単なる価格訴求に終わらず、企業姿勢や商品のクオリティーを伝えていくコミュニケーションの必要性を感じており、今後もタイミングをとらえながら、効果的に活用していきたいと思います。

9/5 エリア広告(タブロイド判4ページ)