新型コロナウイルス環境下での朝日新聞読者の行動・意識調査

 朝日新聞社メディアビジネス局では、新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR」を利用し、6月5日(金)に朝日新聞読者の行動・意識調査を実施しました。5回目となる今回は新型コロナウイルスの流行を経た今、「商品・サービスの情報発信」で好ましいと思う表現や緊急事態宣言解除後にやりたいことを聞きました。

summary

行動や生活意識では「必需品の備蓄」「ネット通販利用」「体に良いものを買う」 「キャッシュレス決済」で8割前後の読者があてはまると回答。小学生~高校生の子どもと同居の層では「オンライン学習」「学力アップのためのサービス利用」で全体を大きく上回る。

緊急事態宣言解除を経て行いたいことは「国内旅行」「外食」と半数以上が回答。「美術館・博物館・映画館へ行く」との回答も多い。小学生~高校生の子どもと同居の層では「テーマパークや遊園地に行く」「実家に帰省」の回答が高い。「外食」「商業施設への買い物」はすでに行ったとの回答も。

新型コロナウイルスの流行を経た「商品・サービスの情報発信」においては「安心・安全」「信頼感」「具体的な数値やデータ」「衛生・清潔」「社会に役立つ」といった要素が好まれる。

概ね実践されている「新しい生活様式」

新しい生活様式について

 政府が提唱している「新しい生活様式」の中で、実践できていると思うものを選んでもらった。マスクの着用やソーシャルディスタンシング、移動を控えるなど、概ね実行されている。

※複数回答


備蓄や通販利用、キャッシュレス決済を行い、体に良いものを買う意識が高い

行動や生活意識

 新型コロナウイルス流行以降の行動や生活意識について、あてはまるものを選んでもらった。「必需品の備蓄」「ネット通販利用」「体に良いものを買う」 「キャッシュレス決済」の項目で約7割の読者があてはまると答えた。小学生~高校生の子どもと同居の層では「オンライン学習」「学力アップのためのサービス」の利用で全体を大きく上回る。

※複数回答「あてはまる」「ややあてはまる」計


5/25の緊急事態宣言解除を経て行ったこと、したいこと

緊急事態宣言解除以降、行ったこと / 緊急事態宣言が解除された今、したいこと

 緊急事態宣言解除から10日程経った時点での行動や意欲を尋ねた。「外食」「商業施設への買い物」はすでに行ったとの回答も多かった。「国内旅行」「外食」は半数を超える人がしたいと答えた。小学生~高校生の子どもと同居の層では「映画鑑賞」「テーマパークや遊園地に行く」「実家に帰省」の回答が高い。


「安心・安全」「信頼感」「具体的な数値やデータ」「衛生・清潔」「社会に役立つ」がキーワード

「商品・サービスの情報発信」で好ましいと思われる内容・表現

 新型コロナウイルスの流行を経て、広告などの「商品・サービスの情報発信」はどのような内容が表現されていると好ましいと思うか答えてもらった。「安心・安全」「信頼感」といった不安を取り除く要素、コロナウイルス対策の「衛生・清潔」、ファクトである「具体的な数値やデータ」の項目に半数以上が「あてはまる」と回答した。

※複数回答 全体(n=230)


参考:前回調査時との比較

◆4月下旬に3回(4/21、24、27)にわたり実施した「1カ月で増えた行動」「再評価した新聞の機能」など行動・意識調査はこちら

◆5/18(月)に実施した「特別定額給付金の使い道」など収束後を見据えた調査はこちら

行動や生活意識

 新型コロナウイルス流行以降の行動や生活意識について、あてはまるものを選んでもらった。4月末実施時と比べると、傾向は同じだが、「ネット通販の利用」、「健康や体に良いものを買う」「オンライン学習」であてはまると答えた方が増えている。

※複数回答 「あてはまる」「ややあてはまる」計

新型コロナ収束後にしたいこと

 「スポーツ」「通販」「勉強」で緊急事態宣言後の意欲が高まっている。

5/18の質問文 あなたが新型コロナウイルス収束後にしたいと思っていることについて、お選びください。
6/5の質問文 緊急事態宣言が解除された今現在、あなたがしたいと思っていることについて、お選びください。

※複数回答 

信頼している情報源

 新型コロナウイルス関連の情報を取得する際に信頼している情報源について聞いた。朝日新聞読者は「新聞」「テレビ(NHK)」が7割を超え、期間中「新聞」は約5ポイントの伸びを示した。

4/21の質問文 新型コロナウイルス関連の情報を取得する際に信頼している情報源をお知らせください。
6/5の質問文 新型コロナウイルス関連の情報源として、自粛期間を振り返り、信頼できる内容であったと思えるものをお知らせください。

※複数回答 

調査概要

■「新型コロナウイルス環境下での朝日読者の行動・意識調査」J-MONITOR調査
調査地域: 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
調査対象: 朝日新聞を購読している15歳~69歳の男女個人
調査実施日: 2020年6月5日(金)
抽出方法: 新聞広告による公募を中心とし、インターネット調査モニターパネルからの公募で補完。 応募者をJ-READの当該地域・対象者の性×年齢・職業・家族人数等の属性に従い割付
調査方法 : パソコン・タブレット・スマートフォンを利用したウェブ調査
有効回答者数: 230人
調査機関・レターヘッド:(株)ビデオリサーチ


◆PDFでもご覧いただけます
icon_pdf「新型コロナウイルス環境下での朝日新聞読者の行動・意識調査-情報発信の際好まれる表現・緊急事態宣言解除を経て行いたいこと-」(1.0MB)