書店・出版社・読者をつなぐ「ブックアベニュー」企画

 朝日新聞社では、書店発の旬な出版情報を提供する「AsahiBook Avenue(ブックアベニュー)」を毎月1回、東京本社版の第3週土曜日夕刊に掲載している。

 企画の軸となるのは、書店員さんによる選書と朝日新聞の会員サービス「アスパラクラブ」で実施するアンケート。毎月、書店員さんが選んだおすすめ本の中から、「これから読んでみたい本」をアスパラクラブ会員に選んでもらい、その結果をランキング形式で紹介している。アンケートには、毎回1万件前後の回答が寄せられ、反響も高い。

 紙面では、選書を担当した書店員さんに取材を行い、選んだ本に対する思い入れや店頭での反応など、書店員さんならではの視点から本の魅力を伝えている。また、アスパラクラブ会員の生の声や江戸時代を舞台にした時代小説「EDO NOVELS」の注目作品、首都圏の書店で実際に売れている本のランキングを掲載するなど、本への関心が高い朝日新聞読者の期待に応える内容を目指している。この紙面をきっかけに、取り上げた本に興味を持ったり、書店に足を運んだりする読者を少しでも増やすことが狙いだ。

 2008年6月からスタートした新しい企画だが、書店と出版社、読者をつなぐ定番の特集として、今後の定着をはかりたい。

(東京本社広告局出版担当)

8/23 夕刊