生活者の共感を意識したブランディング戦略 三井住友海上の成功事例

生活者の共感を意識した施策展開で企業のブランディングを高める方法があります。例えばある損害保険会社は、特定の3日間を選んで定期的に新聞広告を展開し、メッセージを掲載しました。毎日発行される新聞のタイムリー性を活用した施策を紹介します。

人気アニメ「クレヨンしんちゃん」のキャラクターを起用し、シリーズ広告で伝えるメッセージ

 三井住友海上は、「クレヨンしんちゃん」をメインビジュアルとする新聞広告を、2024311日、71日、101日に掲載しました。「保つ・支える・挑む」という3つのテーマで広告を展開し、多くの人に損害保険会社の存在や会社の姿勢を発信しました。

 311日は「さぁ、今日も。」というメッセージでテーマは「保つ」、71日は「さぁ、半年。」というメッセージでテーマは「支える」、101日は「さぁ、深呼吸。」というメッセージでテーマは「挑む」でした。

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 この企業広告は、当初から3回シリーズとして企画されました。会社の存在意義を見つめ直し、社会にどう貢献できるのか。あらためて考えた結果、損害保険会社全体の所信表明のような位置付けで、広告を制作することにしました。

ページごとに話が進む、新聞ならではの仕掛けに注目

 多くの企業で内定式が開かれる101日の紙面では一面から小型広告を掲載し、ページをめくるごとに話が進む仕掛けに注目が集まりました。15段広告にたどり着くまでに気分を高め、楽しめる内容です。

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 毎日発行される新聞のタイムリー性を活用した施策展開で、生活者の共感を生みました。

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