――今回の企画を検討した理由や経緯を教えてください
当社は、インフルエンザ予防の重要性を社会全体に広めるため、2025年度から10月1日を「インフルエンザ予防啓発の日」として記念日登録しました。
この日付は、毎年10月頃に始まるワクチン接種の時期に合わせ、流行期(例年12月末〜翌年3月末)に備えて、早めの予防対策を呼びかける狙いがあります。記念日の制定を通じて、感染症予防への意識を高め、具体的な行動につなげることを目的としています。
――企画の狙いや朝日新聞を選んだ理由は
「インフルエンザ予防啓発の日」の制定は、社会全体で予防行動を定着させる象徴的な取り組みです。この意義を広く伝えるため、公共性と信頼性の高い朝日新聞社を選びました。
特に、2025年5月8日に朝日新聞に掲載した「天然痘の世界根絶宣言」から45年を記念した新聞広告の成功が背景にあります。5月8日の新聞広告は過去の新聞記事を活用し、天然痘がどのように根絶していったかを客観的に振り返りながら、今もなお、さまざまなウイルス感染症に立ち向かうKMバイオロジクスの想いと企業姿勢を表現しました。
この広告はJ-MONITOR(新聞広告共通調査プラットフォーム)の定型調査で高い評価が得られ、企業理念の理解を促し、ブランディング広告として成功したと考えています。
10月1日の「インフルエンザ予防啓発の日」においても、過去記事と新聞広告を連動させることで、啓発活動の認知拡大と行動喚起を狙っています。
――広告の反響はいかがでしたか
「インフルエンザ予防啓発の日」の制定は、社内外から大きな反響を呼びました。
記念日登録に合わせたイベントでは、体験型コンテンツやトークステージを通じて、多くの参加者に感染症予防の重要性を実感してもらいました。
さらに、新聞広告やSNSでの情報発信により、「予防接種を考えるきっかけになった」「家族で話し合う機会ができた」といった声も寄せられ、啓発活動の社会的意義が広く認識される結果になったと考えています。