SNSマーケティングとは?成功に導く5つのポイントと事例を解説!

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用して商品やサービスが売れる仕組みを作る『SNSマーケティング』。 スマートフォンやSNSの普及により、SNSマーケティングは昨今の企業に欠かせないマーケティング手法の一つとなっています。 しかし、「SNSを運用しているが成果につながらない」「何から始めればいいか、どのSNSを選べばいいかわからない」と活用方法に悩むケースも少なくないようです。 そこでこの記事では、SNSマーケティングについて詳しく解説します。
SNSマーケティングを成功につなげるためには、各SNSの特徴を把握し、目標達成のための戦略を立てることが大切です。ぜひ自社のSNSマーケティングに役立ててみてください。

目次

SNSマーケティングとは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って売れる仕組みを作るデジタルマーケティング手法の一つです。

X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LINE、YouTube、TikTokといった人気SNSを通じて顧客とコミュニケーションを行い、認知拡大やファンの獲得、ブランディングなどを行います。

広く活用されている代表的な手法としては、下記の5つがあります。

  • SNSアカウント運用
  • SNS広告
  • インフルエンサーマーケティング
  • SNSキャンペーン
  • ソーシャルリスニング

SNSマーケティングは、企業と顧客が双方向でコミュニケーションできることが大きな強みです。
また、ユーザーが作り出す口コミやレビューなどのUGC(User Generated Contents)生成・拡散ができることもメリット。自社の施策に合わせ、幅広い活用ができるでしょう。

なぜ今、SNSマーケティングが注目を集めているのでしょうか?
ここからは、その理由について解説します。

SNSマーケティングの重要度が高まる理由としてまず挙げられるのが、SNS利用率の向上です。

総務省が令和5年5月29日に公表した令和4年通信利用動向調査の結果』によれば、スマートフォンの保有状況は世帯の保有割合が90.1%と9割を超え、個人の保有割合も77.3%となり、年々増加しています。

これに伴い、企業・個人のSNS利用率も高まりました。以下、総務省のデータを見てみましょう。

SNSの利用状況(個人) 画像1_SNS_2 出典:『令和4年通信利用動向調査の結果』(総務省)

ほぼすべての年代で、SNSの利用率が増加していることがわかります。40〜59歳でも80%以上が利用。60歳以上のシニア層も半数以上がSNSを利用しています。

一昔前は若者が利用するものというイメージのあったSNSですが、現代では若い層〜シニア層まで幅広いマーケティングが行える重要なツールになったといえるでしょう。

またSNSを利用する企業の割合も増加しており、商品やイベントの紹介、定期的な情報発信、人材募集やマーケティングなど、幅広い用途で活用されています。

 画像2_SNS 出典:『平成30年通信利用動向調査の結果』(総務省)

インターネットの普及に伴い、消費者のライフスタイルやニーズ、消費行動は多様化し、より複雑化しています。

例えば昭和の時代は、テレビや新聞、ラジオや雑誌、街の看板といった大衆向けのマス広告が広告コミュニケーションの中心で、話題のものが売れ、「みんなが同じものを好き」な時代でした。

一方、多様化の進む現代では、この「みんなが同じものを好き」は崩れ去りつつあります。スマホで過剰なほどの情報に触れるのが当たり前になり、選択肢も豊富になりました。

特に、多様な環境が当たり前となり「消費は個性の主張」と考えるZ世代(1990年代中盤以降に生まれた世代)へのマーケティングは、多様化への対応がより重要になっているといえるでしょう。

 画像3_SNS_2 出典:『新しい市場ニーズへの対応』(経済産業省)

また、スマートフォンの普及によって消費行動も変化しました。これまでは店舗の営業時間内に足を運び買い物をするのが当たり前だったのが、今は24時間いつでもパソコンやタブレット、スマートフォンで 手軽にオンラインで買い物ができます。

24時間いつでも買い物ができる現代人は、何気なくスマートフォンを見ているときに瞬間的に購買意欲が高まり、その場で商品を購入する『パルス型消費行動』が増加しています。

このような消費の多様化も、SNSマーケティングが注目される理由の一つです。

何か欲しいものや気になるサービスがあるとき、これまでであればGoogleやYahoo!といった検索エンジンを使って検索することが普通でした。

しかし、近年では検索・比較・検討の際にSNSを活用する人が増えています。

以下は、Z世代を対象にしたSHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)の調査データです。

 画像4_SNS 出典:『Z世代のファッションに関する調査』(SHIBUYA109 lab.調べ)

ファッションに関して情報収集する際、Z世代(15~24歳)の83.4%がInstagramで情報収集をすると答えています。購入時の検索方法もInstagramがトップで、SNSの重要性が見てとれる結果が確認できます。

さらに、クロス・マーケティングが実施したSNSの利用実態に関する調査』ではX 、Facebook、Instagram、LINEの利用者の2〜3割がSNSで見た商品・サービスに興味を惹かれていることがわかっています。

そのうちX、Instagram、LINEでは半数近くが購買を完了させた経験があるといい、認知拡大やファン育成だけでなく、購買という成果につなげられる手法にもなっています。

OGP

SNSでバズるには?事例と5つのバズポイントを解説

新聞広告はターゲットやポイントをおさえることで、SNSへ話題化をつなげることができます。 話題になった事例やデータを紹介しています(無料)。

SNSマーケティングには、以下のようなメリットがあります。ここからは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

アクティブユーザーの多い人気SNSは、すべて無料で利用可能です。そのため費用を抑え、すぐに施策を始めることができます。

また、SNS広告はマス広告よりも初期コストを抑えて運用でき、データを収集してターゲットに最適化した広告を自動配信することも可能です。結果として費用対効果が高いマーケティングを行うことができます。 

SNSは、情報伝達のスピードが早く、拡散力が高いことも特徴です。発信した情報は24時間365日リアルタイムで拡散され、それに対する反応もすぐに確認できます。

現代では若者だけでなく、ミドル層やシニア層など幅広い年代がSNSを利用しているため、 多くの顧客へもリーチ可能です。

SNSでバズる(広く拡散され多くの人の注目を集める)コンテンツを作成できれば、短期間で認知拡大を狙うこともできるでしょう。

SNSは、企業と顧客がコミュニケーションを取れることも大きな特徴の一つです。

ユーザーとの接点を増やすことで、ファン化や顧客ロイヤルティ(企業や商品・サービスに対する愛着や信頼)向上につなげられます。

またSNS上では距離感が近く、親しみを感じてもらいやすいこともメリットです。

自社アカウントの情報をチェックしてもらうだけでなく、いいねやリプライなどを通してコミュニケーションを図れば、ユーザーとの関係性を強化できるでしょう。

顧客ロイヤルティの向上は、顧客から生涯にわたって得られる利益である『LTV(Life Time Value)』を高めることにもつながります。

SNSマーケティングは、企業や商品・サービスのブランディングにも役立ちます。

自社アカウントからの定期的な情報発信、インフルエンサーによる自社製品の紹介、キャンペーンやコミュニケーションで共感を得られれば、ブランドイメージ向上や認知・定着につながります。

自社アカウントをうまく運用することで、人気アカウントとなったケースも少なくありません。

ブランディングでは明確なコンセプトや一貫性が求められるため、あらかじめしっかり戦略を練ったうえで運用を行いましょう。

SNSマーケティングには、デメリットもあります。メリットだけでなくデメリットも把握しておくことで、より効果的な施策が行えるでしょう。以下で、デメリットについて詳しく解説します。

SNSマーケティングで注意が必要なのが、炎上リスクです。

SNSは情報がリアルタイムで素早く拡散されることがメリットですが、広がるのはポジティブな内容ばかりではありません。過激な表現や間違った選択、不適切な内容などネガティブな情報や批判も、素早く広がっていきます。

企業規模にかかわらず、SNSアカウントを運用するうえでは炎上リスクが伴うため、投稿コンテンツのチェック体制、運用スタッフの教育の徹底などを社内全体でしっかり行うことが重要です。

SNSは、継続的に運用していく必要があります。そのためには、セキュリティ意識やSNS上のマナー、モラルなどリテラシーのある担当者が必要です。

担当者にリテラシーがないと、炎上リスクなどアカウント運用が失敗する確率が高くなってしまうため注意しましょう。

また、人気アカウントとして育て上げるためには、SNSの分析や良質なコンテンツの作成が欠かせません。担当者を決めておかないと一貫性を保つのが難しくなるため、SNS運用に時間を割ける担当者を決めておくといいでしょう。

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Getty Images

SNSにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。

SNSマーケティングを始める際には、自社の目的やターゲットに適したプラットフォームを選択することが大切です。

  • X
  • Facebook
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube
  • TikTok

ここからは、SNSマーケティングで使われる代表的な6つのソーシャルメディアについて解説します。(MAU:Gaiaxを参考)

Xは、140文字までのショートテキストによるコミュニケーションが特徴のSNSです。ユーザー数が多く、リアルタイムなトレンドの発信・把握が強みです。

リポスト(リツイート)というシェア機能によって爆発的な拡散も期待でき、ユーザーと近い距離でのコミュニケーションが可能です。

フォローやリポストを参加条件としたXのキャンペーンはユーザーが手軽に参加できるため、実施する企業も多いです。

国内月間アクティブユーザー(MAU)  4,500 万
世界月間アクティブユーザー(MAU)  3億 3,300 万

Facebookは実名登録制のため年齢・学歴・仕事などユーザー情報に合わせた精度の高い広告配信ができます。

日本では10代の利用率が低く、30代~40代の年齢層が多いため、ビジネスやオフィシャルな情報発信に向いたSNSです。

Facebookは世界で最もアクティブユーザーが多いため、海外への販路拡大を検討している場合にはぜひ活用したいSNSといえるでしょう。

国内月間アクティブユーザー(MAU)  2,600 万
世界月間アクティブユーザー(MAU)  30億 3,000 万

Instagramは、画像・動画をメインに使って視覚的にアプローチできることが大きな特徴です。

美しい写真でブランドの世界観を伝えたり、わかりやすい画像で情報を伝えたりとファッション・コスメ・旅行・インテリア・飲食・料理などの業種と相性がいいといえます。 リールを使った短尺動画も発信できます。

投稿上で写真と商品を紐付けられるショッピング機能を使ったECサイトへの誘導、インスタライブでのライブコマース、発信力を持つユーザーに商品紹介をしてもらうインフルエンサーマーケティングなど、マーケティングに幅広く活用されています。

国内月間アクティブユーザー(MAU)  3,300 万
世界月間アクティブユーザー(MAU)  10 億

SNS解説連載中!企業のSNS活用とは?

事例掲載!話題になった新聞広告

LINEは国内の月間アクティブユーザー数が9,500万と、国内で最も利用されているSNSです。日常のコミュニケーションツールとして活用されており、20〜50代と幅広い世代に利用されています。

LINEは他のSNSとは異なり、企業と個人と1対1のクローズドなコミュニケーションが取れる環境が大きな特徴です。定期的なアンケート、キャンペーン、クーポン発行などで顧客としっかり関係を築くことができます。

埋もれにくく迷惑メールとして弾かれることもないため、LINEでメルマガ配信を行う企業も増えているようです。

国内月間アクティブユーザー(MAU)  9,500 万
世界月間アクティブユーザー(MAU)  1 億9,900 万

YouTubeは世界最大の動画配信プラットフォームです。あらゆるジャンルの動画が投稿されており、日本でも10代~50代と幅広い年齢層のユーザーに利用されています。

動画編集スキルや手間が求められますが、画像や文章では魅力が伝えにくい商品・サービスも動画を使って効果的なアプローチが可能です。その他、企業紹介やブランディングにも活用できます。

YouTuber(ユーチューバー)やタレントを起用したインフルエンサーマーケティングを行う企業も多く、サービス運営がGoogle傘下の企業のため、膨大なデータを生かした動画広告配信も行えます。

国内月間アクティブユーザー(MAU)  7,000 万
世界月間アクティブユーザー(MAU)  20 億

TikTokは、15秒〜10分ほどのショートムービーが投稿できるSNSです。

当初は10代から20代の若者を中心に人気を集めていましたが、近年ではユーザーの年齢層が拡大。コンテンツビジネスラボのコンテンツファン消費行動調査によれば、TikTokユーザーの平均年齢は約36歳まで上昇しており、若年層だけでなくミドル層にもアプローチできるSNSとなりつつあります。

TikTokアプリの起動時にファーストビューとして表示される起動広告、TikTokクリエイターとコラボしたクリエーターの世界観に合わせた広告など幅広い施策が可能です。

国内月間アクティブユーザー(MAU)  1,700 万
世界月間アクティブユーザー(MAU)  10 億
OGP

事例と反響データあり!5つのバズポイントも解説

広告朝日アカンウントの「中の人」が日々の新聞広告のツイート投稿を行う中で発見したバズポイントをまとめた資料です。ぜひご活用ください。

  1. SNSアカウント運用
  2. SNS広告
  3. インフルエンサーマーケティング
  4. SNSキャンペーン
  5. ソーシャルリスニング

SNSマーケティングの中でも取り組みやすく、広く行われている手法がSNSアカウント運用です。

XやInstagram、Facebookなどに自社の公式アカウントを開設し、情報発信やユーザーとのコミュニケーション、キャンペーンの実施など継続的に運用していきます。

SNSは企業とユーザーが双方向のコミュニケーションを取れることが強み。クオリティの高いコンテンツ、有益な情報を発信することで、信頼関係の構築やファン化につなげることができるでしょう。

認知拡大や、公式サイト・ECサイトへの誘導もできるため集客としても活用可能です。

ユーザーの反応やインプレッション、エンゲージメント、ハッシュタグなどの情報を分析すれば、施策の効果アップにもつながります。

SNS広告とは、各SNSプラットフォーム上に出稿する広告のことです。SNSを見ている人に対し、画像や動画による訴求力の高い広告を見せることができます。

SNS広告は、他のデジタル広告よりもターゲティング精度が高いことが特徴です。年齢・性別・地域・仕事・趣味など興味関心に合わせた広告を配信できるため、ユーザーに嫌な印象を持たれにくいというメリットがあります。

予算や配信期間を柔軟に設定でき、WEB管理画面から簡単に広告出稿から効果測定まで行えるため、スピーディーな広告配信が可能です。

インフルエンサーマーケティングも、広く行われているSNSマーケティング手法の1つです。

インスタグラマーやユーチューバーなど、SNS上で多くのフォロワーに対して強い影響力を持った複数のインフルエンサーに商品・サービスを紹介してもらうことで、認知を広めつつ、訴求力の高いアピールが行えます。

企業からの情報発信ではなく、インフルエンサーからフォロワー(ファン)に対しての情報発信となるため広告らしさが薄く、抵抗感なく受け入れられやすいこともメリットです。

SNSで商品やサービスを紹介してもらうだけでなく、ライブコマースによる商品販促、アンバサダーとしての起用、店舗への来店やイベント開催など、さまざまな施策に活用されています。インフルエンサーマーケティングを行う際は、広告であることを必ず明示し、ステルスマーケティングティング(ステマ)にならないように注意をしましょう。

SNSキャンペーンとは、SNS上で行うユーザー参加型のイベントです。

プレゼントや投稿型コンテストなどユーザーを巻き込んだイベントを開催することで、UGCやシェア機能によりキャンペーンをクチコミで広げていくことができます。

  • 自社アカウントのフォロワー増加
  • UGCの増加
  • キャンペーン情報の拡散による認知拡大
  • 顧客との関係性強化

アカウントを開設したばかりであったとしても、SNSキャンペーンがいわゆる「バズる」状態となれば、一気に認知度を高めることも可能です。

UGCが増えれば、SNSで情報検索をしているユーザーに「今人気の商品なんだ、使ってみようかな」「最近話題のブランドだ」といったポジティブなイメージや興味を持ってもらいやすくなることもメリットです。

シーズンや自社の施策に合わせて、幅広い展開ができるでしょう。

ソーシャルリスニングとは、SNS上でのユーザーの自然な声を収集・分析し、商品開発やサービス改善、業界トレンドの把握、競合他社分析、リスク管理などマーケティングに生かす ことを指します。

企業側が実施する従来のアンケートに比べ、率直で自由な『ユーザーの生の声』を得られるソーシャルリスニングは、SNSマーケティングの基礎ともいえる手法です。

前述した上記4つの手法のどれが最適かの判断や、実施した施策の効果測定などにも役立ちます。

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Getty Images

効果的なSNSマーケティングにするためには、目標、運用フローやレギュレーション、リスク管理などを事前に決めておく必要があります。

ここからは、SNSマーケティングの始め方を3ステップで解説します。しっかり事前準備を行い、効率的なSNSマーケティングにつなげましょう。

まずは、「何のためにSNSマーケティングを行うのか」という目的を決めておきましょう。

  • 自社の認知度を高めたい
  • 集客がしたい
  • ブランディングがしたい
  • 市場調査をしたい
  • 顧客との関係構築がしたい
  • 公式サイトに誘導して購買につなげたい

上記のように、どんな目的や成果を求めるかによって、適したSNSや手法が変わってくるため、目的が明らかになれば、情報を誰に届けたいかといった点や、適した手法、運用方針も見えてきます。

目的を決める際は、KGI(最終的に達成したい目標)だけでなく、KPI(KGIを達成するための中間目標)も設定しておきましょう。そうすることで、効率的に目標達成することができる可能性が高まります。

目的が定まったら、その達成のために最適なSNSと手法を選びましょう。

SNSマーケティングでは、「自社のターゲット層となるユーザーが多いSNSを選ぶ」のが基本です。各SNSはそれぞれコアな年齢層や男女比などが微妙に違うため、ターゲットがよく利用しているSNSはどれか、事前に把握しておきましょう。また同時に、SNSマーケティングの手法も決定します。例えば、以下のような内容です。

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SNSを選定したら、自社アカウントの運用方法や投稿時のチェック体制など、社内ルールを決め環境を整備しておきましょう。

運用体制が整ったら、SNSマーケティングの戦略を立てて施策を実施しましょう。

一定期間SNSアカウントの運用を継続するとログデータが溜まるため、これを生かして投稿内容・投稿頻度や時間帯・ユーザーからのフィードバック・エンゲージメントなどデータ分析や振り返りをします。

KPIの達成度合いもチェックし、必要に応じて改善策の立案を行いましょう。

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SNSでバズるには?新聞広告はターゲットやポイントをおさえることで、SNSへと話題化をつなげることができます。他にもさまざまな取り組みがありますので、お気軽にお問い合わせください。

ここでは、SNSマーケティングを成功させるために効果的な5つのポイントをご紹介します。

SNSマーケティングでは、SNS上に投稿するテキスト・画像・動画といった「コンテンツ」が非常に重要です。

他業務との兼任で合間にアカウント運用が行われるケースも少なくありませんが、コンテンツ制作や投稿スケジュール作成、ユーザーとのコミュニケーション、改善点の洗い出し、新しい企画の検討など、SNS運用は想像以上に手間と時間がかかります。

他業務に時間を取られてしまうと、SNSに投稿するコンテンツの質が下がり、マーケティング効果が薄まってしまう可能性もあります。

1人に任せきりにしてしまうと何かあったときに対応できなくなってしまうため、SNSマーケティング専門の担当者を複数人置き、チームで運用することが理想的です。

人材確保が難しい場合は、SNSマーケティングの施策を最小限に絞り、スモールスタートでノウハウを蓄積していくのがおすすめです。

せっかくクオリティが高いコンテンツを制作しても、SNSマーケティングの目的やターゲットにぶれがあると、思っていたような効果が得られない可能性があります。

目的やターゲットを明確化するため、自社のペルソナ(自社商品・サービスを利用する典型的なユーザー像)を詳細に設定するのがおすすめです。

  • 基本情報(年齢・性別・居住地)
  • 家族構成
  • 学歴
  • 収入
  • 職業
  • 趣味や好きな食べ物
  • よく使うSNSやWEBサイト
  • 将来の目標
  • 1日の過ごし方(平日・休日)
  • これまでの人生や最近の悩み など

上記のように細かなペルソナを設定することでより顧客を深く理解できるようになり、コンテンツ制作や企画立案時の指標になるでしょう。

SNSマーケティングでは、常に炎上リスクに注意を払っておくことが重要です。

ITリテラシーやSNSリテラシーは必須となるため、SNS運用にかかわる社員へ事前にしっかり教育を行っておきましょう。社内でのチェック体制やSNS運用マニュアルなど環境を整えておくと、炎上リスクを抑えられます。

炎上は、意図せず起こります。普段から積極的にSNSを利用して、SNS上のコンテンツに対するユーザーの反応を確かめておくことが大切です。

また、万が一炎上してしまった場合、炎上後の『火消し』対応が非常に重要になってきます。

素早く事実確認し誠実な対応を行うなど、その後の対応次第では炎上のダメージを抑えられるため、炎上が起きてしまった場合の対応もまとめておきましょう。(参考:中小企業の炎上対策とは【専門家に聞く】予防と”火消し”を解説 | ツギノジダイ)

しっかりと計画を立て、KPIを設定することがSNSマーケティング成功のカギです。

振り返りのタイミング、定例ミーティングやデータ分析、今後のスケジュールなどを前もって計画し、企画書に落とし込んでおくといいでしょう。

「新商品発売前のタイミングでプレゼントキャンペーンを実施する」「短期間で集客するためにインパクトあるSNS広告を打ち出す」など、目的に合わせて戦略的に進めることでKPIの達成度を高められます。

なお、KPIは実現可能な範囲で設定し、責任者や達成期限を決めておくことが大切です。

SNSマーケティングは、実施して終わりではありません。運用の結果として得られたデータを細かく分析し、次の施策へ生かすことで、より効果の高い施策の実現につながります。

短期間ですぐに効果が出るものではなく、長期的に運用していくことが前提です。他のマーケティング手法と同様、PDCAを回し、よりよい内容へと改善していきましょう。

コツコツと信頼を積み重ねる取り組みは、ファン化や顧客ロイヤルティ向上につながります。「企業と顧客」ではなく「人と人」のコミュニケーションと考え、誠実かつ丁寧なやり取りを行うことが大切です。

競合他社の施策の成功事例や、話題のインフルエンサーが行っている手法などもチェックしておくと、効果的なSNSマーケティングのヒントにできるでしょう。

SNSの事例や特徴を記事で公開中!


ここでは、実際のSNSマーケティング成功事例を見てみましょう。

出典:Tasty Japan(Instagram)

InstagramのSNSマーケティング成功事例としては、動画で料理レシピを紹介する『Tasty Japan』が挙げられます。フォロワー数700万人を超える人気アカウントです。

見た目も楽しいインパクトの強い料理、写真映えしそうな料理、毎日の食卓にぴったりの料理など幅広いレシピをショート動画でわかりやすく紹介しており、毎日投稿しているため高い認知度を維持しています

ユーザーが思わず「作ってみたい!」と思ってしまう親しみやすさ、投稿クリエイティブのインパクトが映えるアカウントです。

SNS利用者が増加を続ける現代、SNSマーケティングはビジネスにおいて欠かせないものになりつつあります。自社に合ったSNSを選び、効果的なSNSマーケティングを行いましょう。

最後に、SNSマーケティングのメリットとデメリットを再度ご紹介します。

【SNSマーケティングのメリット】

  • コストを抑えてすぐにスタートできる
  • 認知拡大や集客に役立つ
  • ユーザーとの接点を増やし信頼構築につながる
  • ブランディングに活用できる

【SNSマーケティングのデメリット】

  • 炎上リスクがある
  • SNSリテラシーのある運用担当者が必要

メリットを最大限にするためにも、デメリットに対する対策をしっかり立てた上で実施することが大切です。

SNSアカウント運用だけでなく、SNS広告やSNSキャンペーン、インフルエンサーマーケティングやソーシャルリスニングなどさまざまな手法を活用して、企業の成長につなげてください。

OGP

SNSのお悩み解決!事例と5つのバズポイントを解説

社内での提案・検討資料にも使える。成功事例につながるポイント上記3つを含む5つを全て解説します。SNSの反響データもあります。