シニア世代の外出先は? -Reライフ読者調査より-

 心身の健康や社会とのつながりを保つためにも外出はとても大切です。特にシニア世代にとっては、外出することで自然と歩く機会が増え、筋力低下や生活習慣病の予防につながるとされています。朝日新聞Reライフプロジェクトには、シニア世代のユーザーが多く参加しており、今回はその会員コミュニティ「読者会議」のメンバーを対象に、外出に関するアンケートを実施しました。65歳以上の有効回答は535人。「外出」の定義は、「自宅の敷地から30分以上出ること」としました。

外出頻度は? 行き先は?  

1外出頻度  

 まずは、日常的な外出頻度についてみていきます。回答者のうち「ほとんど毎日」が57.0%、次いで「週3~4日」が29.9%、「週1~2日」9.9%、「月に数回」2.2%、「ほとんど外出しない」0.9%でした

2ほとんど毎日の年代別割合

 年齢別では、65~69歳で「ほとんど毎日」外出している人は67.5%なのに対し、70~74歳で56.1%、75~79歳47.8%、80歳以上44.3%と、年代が上がるにつれて減少アンケートの実施時期が2025年2月という厳寒の最中だったことも外出率の低下に影響した可能性あります。外出の目的別でみると、「スーパーなどでの買い物」が最も多く、86.2%。「散歩」が48.4%、「通院」が46.7%と続きました。 

3外出目的

 移動手段は、大都市圏か地方かにかかわらず、「徒歩」が77.6%と最も多くなりました。大都市圏では公共交通機関や自転車を利用される方が多く、その他の地域では「自分で運転する自動車」が目立ちました。

 

4移動手段

自由に、自分らしく楽しむシニア世代

 2024年11月から2025年1月にかけて訪れた場所を尋ねると、最も多かったのは「デパートやショッピングモールなどの大型店舗」の71.8%。「飲食店」67.7%など買い物や食事を楽しまれている読者の姿が浮かんできます。一方、69.2%が「病院」と回答し、体の不調を抱える読者も多くいました。上位3項目は、年末年始の買い物や宴席、感染症が流行しやすい時期だったことが影響しているかもしれません。 

53カ月間の外出先上位10項目

 また、上記設問のうち、もっとも多く訪れた場所には誰と出かけたか聞くと、78.5%が「自分1人」と回答。「配偶者やパートナー」は16.8%、「友人」が9.0%と続きました。75歳以上では配偶者や友人と出かける割合が高くなる傾向も見られました。 

6一緒に出かけた人

夜間に外出していますか?

 夜の外出について、35.3%が「する」と回答。男女別でみると、女性は年代が上がるにつれて夜間の外出が減り、男性はに増える傾向が出ていました。 

夜の外出「はい」性年代別

 夜に外出する人に何をしているか自由回答で尋ねたところ、趣味や勉強、地域のボランティアなど、アクティブに活動している様子がうかがえました。一部をご紹介します 

  • 「職業に関連する勉強会」(65~69歳、女性) 
  • 「地域のバレーボールクラブの夜間練習」(65~69歳、女性)
  • 「映画やコンサートの帰りに食事をするときなど」(70~74歳、女性) 
  • 「週に一回の体操教室」(75~79歳、女性) 
  • 「ディズニーシーや歌舞伎座」(75~79歳、女性) 
  • 「好きなアーチストの音楽ライブ」(65~69歳、男性) 
  • 「民生児童委員として担当地域の巡回」(70~74歳、男性) 
  • 「ボーカルレッスン・ストレッチ教室)」(70~74歳、男性) 
  • 「落語や劇などの夜公演鑑賞」(80歳以上、男性)

【Reライフアンケート】 

調査対象:朝日新聞Reライフプロジェクトの会員コミュニティ「読者会議」の65歳以上のメンバー 
実査期間:2025年2月6日~20日 
有効回答:535人(男性49.7%、女性50.3%) 
年代別回答者:65~69歳36.4%、70~74歳30.7%、75~79歳21.5%、80歳以上11.4%。 


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