キラキラしているだけじゃない青春。
だけど前を向きたい気持ちを、瑞々しいコピーと写真で表現
2023年度第72回朝日広告賞「一般公募・新聞広告の部」グランプリは、大塚製薬の課題「ポカリスエット」を扱った作品。10代ならではの感情を瑞々しく捉えたコピーと写真が、審査委員たちの心をつかみました。
制作したのは、ADKマーケティング・ソリューションズ・デジタルビジネス本部・第4ビジネス局・第13デジタルビジネスグループ・プランナー・佐々木裕史氏、デザイナー/アートディレクター・武田亜輝子氏、フォトグラファー・近藤拓海氏の3人。佐々木氏は東京在住、武田氏と近藤氏は香川県高松市在住で、オンラインで連絡を取り合いながら今作を制作しました。インタビューはこちら
新聞紙面にスマホをかざすと聞こえてくる、ラップ調の仏教用語。
新聞を囲んでセッションも楽しめるAR体験を提案
2023年度第72回朝日広告賞「一般公募・デジタル連携の部」グランプリは、岩波書店の課題『岩波 仏教辞典 第三版』を扱った作品。新聞紙面にスマホをかざしてARを起動、仏教用語を認識すると、ラップ調の読み上げ音声が再生され、音声を組み合わせたり、ビートを変えたり、新聞を囲んでセッションできたりする企画です。
制作に携わった電通・第1CRプランニング局・クリエーティブ・ディレクション1B部・コピーライター・岩田奎氏、第2CRプランニング局・ブランド・エクスペリエンス5部・アート・ディレクター・浦野夏実氏、第2CRプランニング局・クリエーティブ・テクノロジスト・コミュニケーション・プランナー・福田篤史氏、アドブレーン・制作本部・モーションデザインセクション・ディレクター・大森廉氏に話を聞きました。インタビューはこちら
新聞で作った「団ランランタン」×スマートフォンのライトで
食卓の楽しい会話を演出したキャンペーン
2023年度第72回朝日広告賞「広告主参加・デジタル連携の部」グランプリは、味の素の「団ランランタン」キャンペーン。近年話題になっている「ファビング」に着目し、新聞広告で工作したランタンを、ライトをつけたスマートフォンに乗せて食卓を彩り、会話を楽しんでもらう企画を提案。家族や友人との団らんが増えるクリスマスシーズンに展開しました。
同社食品事業本部・マーケティングデザインセンター・コミュニケーションデザイン部・クリエイティブグループ・神長純江氏、同部・コミュニケーション戦略グループ・山本桃子氏に話を聞きました。
インタビューはこちら
優れた広告活動を顕彰し、才あるクリエーターを発掘することを目的として1952( 昭和27 )年に創設された朝日広告賞は、昭和、平成、そして令和と、各時代のすぐれた新聞広告を顕彰し、広告文化の発展に寄与してきました。
紙面に掲載された広告を対象とする<広告主参加>と、若きクリエーターが腕を競う<一般公募>の応募作品は、各界を代表する審査委員たちの厳しくも愛情あふれる目で厳選され、時に新たな価値観を提示し、時に普遍的な美を私たちに想起させてくれます。
朝日広告賞は、築かれた伝統の重さを大切にしながら、これからも広告表現の新たな可能性を切り開くべく、絶えず挑戦し続けます。